ブログをすっかりサボってしまい、お久しぶりです。
もう、乳がんは無治療期間に突入しており、副作用で困っている事も「爪がもろい」くらいでこれと言って書くことがありません 。
でも、先日久しぶりに病院に行ってきたのでその報告です。
本当は今年いっぱい治療の予定でしたが、8月に心臓の調子が悪く治療中止になっています。
その記事はコチラ
8月に心エコー、心電図にて不具合が発見されました。
問題となっている左室駆出率(LVEF 1回の心拍で心臓から送り出される血液の割合で心臓のポンプ機能の指標、左心室の正常な駆出率は約55~65%)は治療初期の頃は64%でしたが3ヶ月毎の定期検査で55%になり、前回は49%でして低下率は23%。
結局43%まで落ちており、基準値50%以下で化学療法中止となりました。
化学療法をやる前と比べて7割位の心臓の動きでエコー動画でみると心臓の動きが若干ゆっくりでした。
でも、息切れ、浮腫みなどの自覚症状はなかったな、普段と変わらずでした。
そして、心機能の低下に加え今回は今まで全くなかった不整脈(心室性期外収縮)も出ていたのが前回までの話。
(ちなみに副作用の出る割合は、心不全(駆出率低下など)は4.5% 不整脈は1.4% で100人に1人くらいですねとの事でした。)
さて、前置きが長くなりましたが。
3ヶ月半ぶりの病院、心電図と心エコーです。
心電図は通常よりも長めに、心エコーもかなり念入りにやってもらいました。
結果。
不整脈はなくなっており、心機能が元通りになってました
問題の左室駆出率(LVEF)は 治療初期の頃は64% 化学療法を続ける事により → 55% → 49% → 43% まで落ちましたが、今回は65%まで上がっていました~
治療開始の値より良くなった、これにより循環器科のフォロー受診は終了となりました。
人によっては回復に1年かかる場合もあると先生から聞いていたので、3ヶ月半でもとに戻ったのは良かったです。
循環器科の後は乳腺科の主治医にも話をして帰って来ました、次回の検査は術後1年の来年1月です。マンモとエコーMRIをやるそうです。
覚書 「薬剤性心疾患」
症状 呼吸困難、体重増加、下肢浮腫、動作時の動悸息切れ など
引き起こす抗がん剤 アントラサイクリン系(エピルビシンなど)、分子標的薬(トラスツマブなど)
早期診断、早期治療が重要。
ちなみに、アントラサイクリン系の抗がん剤の薬剤性心疾患は不可逆性、分子標的薬は薬をやめれば回復するようです。
乳がん HER2タイプ
術前化学療法
EC療法4クール終了
ドセハーパー
パクリハーパー
ハーパー、パクリ等
好中球低下で中止が多く
術前化学療法 不完全終了
↓
センチネルリンパ節生検
転移無し+全摘手術
↓
Grade3(完全奏効)
術後残りのパクリ半年遅れで終了
心臓弱ってハーパー途中終了
乳がん治療後の経過観察に突入
薬剤性心疾患対応の循環器は終了