(8月の出来事をさかのぼって書いています。)
化学療法の抗がん剤では、髪がほぼ抜けると前々回のウィッグの記事で書きましたが、
私が治療中の病院では化学療法室に頭皮冷却装置があり
上手くいくと抜けないかもしれません。
化学療法中に頭皮を冷却する事で
毛根の血管を収縮し頭皮に運ばれる抗がん剤の量を少なくする。
冷やすことで毛根の代謝活性を下げて脱毛を防ぐ!
結果、脱毛を免れる。
そういう事らしいです。
やってみようか?
どうしよう。
頭皮冷却事前情報はこちら
ー4℃に冷却したキャップをかぶり、頭皮を19℃位に冷却。
頭皮冷却するなら、高いウィッグを買わなくても良いとかナースさんが言ってた。
説明書に50%の確率でウィッグを着用するほどの脱毛はみられないとか書いてある。(50%って微妙だ)
もし仮に抜けても髪の再生がはやい。
化学療終了後、髪が再生しても頭頂部の薄毛に悩まされる例があるとの事だが頭皮冷却をしているケースで薄毛になった例はない。
うーん、一回の料金がちょっとお高いけど。
(ECとドセハーパーで全8回)
仕事を続けていれば払える額。
やらないで後悔するならやってみるか、
と予約することに。
そして現在2回経過。
結果は
7~8割抜けてしまいました(涙)
残念ながら、私は抜けてしまう5割の方でした。
髪質が猫っ毛(細い)だからか?
(髪の毛が太い方が生き残ると噂で聞きました)
後頭部はふさふさしてますが、頭頂部がスカスカで赤ちゃんみたいです。
もう完全フルウィッグだし、やる気も失せましたが乗りかかった船だし最後まで冷やし続けます。
ここでもう少し、頭皮冷却の良い所悪い所をまとめます。
頭皮冷却の良い所
私の場合、抜けるタイミングが化学療法後3週間後(21日目)だった。聞いていたタイミングより遅い。ちょうど次の化学療法休暇中だったのでウィッグ切り替えがスムーズで助かりました。
治療中の病院では頭皮冷却中は体を温めているので薬の回りが速い。副作用は早めに来て早めに去っていく。(個人差ありかも)
点滴中に薬剤の臭いが気になるという方をブログで見かけましたが、頭が冷えているので臭いは全く感じない。(これも個人差ありかも)
頭皮冷却をやらない場合と比して、抜け毛が少なく、早く生えてくると信じたい。(結果は半年~一年後)
襟足は残ったので、ウィッグと自前襟足が使える。襟足が浮かずに済みました。
頭皮冷却の残念な所
化学療法の前後にも前30分、後90分の冷やしタイムがあるので時間がかかる。
着用時はかなり冷たい、締め付け感もある。しかし割と順応する。普通にぐーぐー眠れるレベル。終了時に後頭部の毛は凍ってるけど。
頭皮冷却していないマダム達は、ウィッグをして上品に点滴を受けているように見える、必死で頭を押さえた一回目。(頭の形が悪い為頭頂部の冷却キャップが浮いてしまった、その次からはナースさんが改良してくれた)
価格がもう少し安ければ。
頭皮冷却する方は、洗髪頻度を週三回にするよう書いてある。
夏だし、地肌が心配。そんなに守れない。(洗う時はぬるま湯でとか、ドライヤーは送風でといった制約もある、夏場はいいけど冬は寒そうだね。)
今のところこんな感じです。
また何かあったら書き足します!
次回、CVポート留置手術へ
追記
術前化学療法後半、ドセハーパーで発毛し始めました。(ドセタキセルは頭皮冷却が効きやすいとの話を聞いた)発毛は早く感じます。化学療法室のナースさんに髪を見てもらいましたが、全体的にまんべんなく生えていて薄くなったところはなさそうです。脱毛してから6カ月位でベリーショートで脱ウィッグできるかもしれません。
更に 参照記事こちら
1年後後頭皮冷却が終了しました。