ご先祖さまに想いを馳せる時間となりました。 | 魁!稽古人、徒然日誌

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空手とシステマ、誰ツヨDOJOyを稽古しているオヤジの徒然日誌です。武の体育功学舎空手伝承会松尾道場主宰、システマ福岡ネットワーク代表、誰ツヨDOJOy福岡稽古会所属、『現代護身術』講座企画立案者

高台にある松尾家の墓。


昨年、その近くが崖崩れしたことと、そこに続く石つくりの階段が危うくなったので、この際、ということで墓じまいに踏み切りました。


墓じまいに際し、いろいろ面倒事もあったのですが、それは、またの機会にするとして…。


ご先祖さまは、何人入っておられるか、と思っていたら計5人の方がいらっしゃいました。


今朝、雨の降りしきる中、取り急ぎ、骨壺を取り出して、御住職に魂抜きの行をしていただき、私たちがご先祖さまたちを菩提寺へ。


あらためて壺を綺麗に拭いていくと、御名前が書いてある。


大きく白い壺は、私の祖母であるスエノさん。私が甘味好きになったのは多分に、祖母の影響があったと思います。ミス三川内といわれたお嬢様で、当時の女性としては大柄な方でした。


タケシさんは、私の祖父。若くして亡くなったまつお薬局の二代目(当時の屋号は松尾銀星堂薬局)。白い肌で小柄な美青年で、毎日、白衣と蝶タイで店頭に立っていたとか。小柄だからと一度お見合いを断られたことで、自分より大柄で美人⁈の祖母を娶ったというエピソードも。


無記名で中に入っていた様子がないものは、おそらくハギノさんという長崎で原爆にあった方のものかも、と。この方は美人と評判で、嫁ぎ先から一旦戻り、長崎市内の病院に入院中に原爆犠牲にあったらしい。このお話は、なかなか悲劇的で胸が締め付けられました。


ミノルさんは、曾祖父さま。まつお薬局創業者で、獣医でもあった、との記録があり、往診の際、自らの検温を欠かさず、少しでも熱があれば出掛けるのを延期するほど神経が細かい人だったとか。


で、曾祖母さまは、ナカさん…のはずが記名はカネとあり、しばしフリーズ。実家の記録にはナカとあるし、この方、誰???とお袋さまも首をかしげていましたが、当時は通名が本名みたいになっていたのかも、と御住職。なるほど、でも、なんでカネさんが、ナカさんになったんやろ。


ん?続けて呼んだら、カネナカ。九州の方ならわかるでしょうが、ナカは無いの方言。


『私の名前はカネばってん、いっちょん縁はナカもんねー。そいけん、カネはナカたい』


そんな感じでナカと名乗っていたとしたら、なかなか洒脱な曾祖母さまだったんじゃなかろうか、なんて、ご先祖さまに想いを馳せた時間となりました。



背が低いのは、松尾家男子の証。


親父さまと私が固太りで骨が太いのは、祖母さまのおかげ。


気になったのは美形の系統を受け継いだ痕跡がないこと。


まぁ、いいか!ご先祖さまに感謝して、また明日から元気に生きてまいります。



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