岩田桃夏はAKBの原点を思い出させてくれる | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

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「NMB48 5期生密着2016~ここから戦いは始まった~」が、ドラフト2期研究生を加えた

「NMB48研究生密着2017~新たな戦いの軌跡~」とタイトルを変えてリニューアルされ、

7月3日に第1回が放送されました。

番組の中で、「ここにだって天使はいる」リバイバル公演初日のメンバーを選ぶ(ドラフト1期生

以降の加入メンバー)オーディションの模様がドキュメントされていましたが、

歌とダンスが苦手で、研究生公演で初日メンバーに選ばれなかった5期生の岩田桃夏が、

やはり今回も思うようなパフォーマンスを審査員の前で披露できずに、控室で泣きじゃくる姿が

印象的でした。

 

 

彼女を最初に見た時の印象は、生き馬の目を抜く芸能界の門を叩くには余りにも純朴過ぎる

のではないかというネガティブなもので、学校の成績も良いという事なので、学業とアイドル活動を

両立出来ずに挫折した大谷莉子(2期研究生)や東郷青空〈3期研究生)の姿と重なってしまった

のですが、意外にも彼女は見た目と違って真っすぐでぶれない強い意志を持っていて、アイドルの

道を究めようとする本気度は、周りにいるメンバーを通してファンも知ることになります。

そんな頑固で負けず嫌いの彼女は、「ここにだって天使はいる」リバイバル公演の初日メンバーに

選ばれなかった悔しさをバネに一念発起し、自らの生誕祭となった2回目の公演で出演を果たして、

オーディションで散々だった課題曲「おNEWの上履き」のユニットメンバーにも選ばれています。

 

2005年12月8日から活動を開始したAKB48グループも10年以上の歳月を経て成熟期を迎え、

メンバーが増えて飽和状態の現状では、成長していくアイドルを見せると言うコンセプトが

成り立たなくなっていますが、岩田桃夏を見ていると、前田敦子のようなサクセスストーリーを

もう一度味わってみたいと言う気持ちにさせてくれる垢抜けない魅力を持っていて、ゆっくりでは

あるが確実に歩を進める彼女は、NMBで最も推し甲斐のあるメンバーだと思います。

 


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