時間給6,000万円 | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

ネットの海を漂う吟遊詩人になって
見知らぬあなたに愛を吟じよう

アメリカの映画女優キャメロン・ディアスが、
ソフトバンクのCMに出演しているが、
彼女に支払われたギャラが、何と3億6千万円!
撮影時間が6時間だったそうだから、
時間給が6000万円と言う事になる。
私が、6000万円を稼ぐためには3万時間必要だ。
3万時間あったら、
15,000本の映画鑑賞、
4,000冊の読書、
スポーツジムで汗を流せば、
ご飯75、000杯分のカロリーが消費できる。

アインシュタインは相対性理論で、
時間が森羅万象すべてのものに平等であるということが、
間違いであると証明したが、
そんな小難しい理論を持ち出さなくても、
資本主義社会の中では、当然時間にも格差が生まれる。
しかし、本当に上質な時間というものは、
非日常の領域に隠されているものだ。
何も作り出さないから、
時間に追いかけられることはない。
何も求めるものがないから、
時間を追いかけることもない。
時と対峙し、時と戯れ、時と会話し、
時が止まった瞬間を味わう。
時間を量の問題として捉えていた私は、
社会に毒されてしまっているのだ。

「私なら、南の島で何も考えずぼけっとしていたい。」と妻は言う。
そのとおり!あんたはえらい!!
このようなひと時を、贅沢な時間と言うのだ。

(2007年2月12日)

ランキング参加中

↓応援クリックお願いします。

人気ブログランキングへ