9月18日。
夏休み前から稽古をしていた稽古場発表会『俳優についての逆説』本番でした。
写真は、稽古の様子。
ただし、本番も場所はこの稽古場で、生徒達も特別に衣裳を着て行うわけではありませんので、本番もこんな感じです。
宮本研さんの『俳優についての逆説』という本をテキストに、生徒が2人ずつ行うパートがあり、メインは生徒1人1人が自分で書いた3分間の芝居の発表。
小道具も衣裳もなしで、何もない空間で自分の言葉と体で3分間を0から作り上げるのが、この稽古場発表会の肝です。
作・演出・主演を自分自身が行うという3分間。
通常の演技実習、発表会では、既成の台本、テキストを扱っているので、この『俳優についての逆説』の3分間は、まさに生徒1人1人の個性が一番表れます。
「演ずる」ということと、「演出される」ということの経験しかない生徒にとっては、「書く」「構成する」ということに初めて挑戦するわけで、本科1年間のカリキュラムの中で最も楽しく最も苦しい稽古だったかもしれません。
俳優としての自分を、色々な角度から見つめ考えるきっかけになったことは確かかもしれません。
ともあれ夏休みを挟んでの、自分を見つめ自分の表現について孤独に考える期間は終了しました。
今週からは気を抜く間もなく、次回発表会『女の一生』の稽古が始まります。
『女の一生』はアトリエでの発表会。是非観にいらして下さい。
そして、おまけ。
『俳優についての逆説』稽古期間中に行った授業『リズム』です。
4月の入所してしばらくして行った『リズム』の第2回目。
久々の『リズム』
『俳優についての逆説』では、個人個人で稽古を背負うことが多いので、あえて稽古の中盤でグループで行う『リズム』を行いました。
リフレッシュも兼ねての授業となりました。
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