鮮やかさが無くなった単純に、年取っただけなのかもしれません。と言うか完全にそうか。見たり聞いたりするものが、とんと鮮やかさを失って、くすんで、黄ばんで、やぼったく思える。世界は常に黄ばんでなど居ない。黄ばんでいるのは私の虹彩なのだ。いつから私の水晶体は濁ってしまったろうか。少なくとも濁っているので間違いはない自覚があります。さっきまで砂地を歩いていたのに気が付いたら砂の上に臥している。膝から下が無くなってしまったので。もう歩けない訳ではない。手で這えばいい。問題の所在は常に、やるかやらないか。