私は動き続けてきた。
だが、人に動かされ続けてきたことを知った。
あーあ、駄目だね。
人に表現してもらうようではダメダメ、自分がそこになくては。
で、私はダンスクラブを辞めた。会長の考えたように踊るのが
間違っていると思ったから。
恥ずかしいことだけど、私には自我がある。こんな仕事をしてきて恥ずかしいコトだと思う。
ダンサーは雇い主からどんなでも踊れ、と言われたら踊るものだ。
でも、私には自我があってしまう。
"私の自我の赴かない場所には私は踊らない"
こういうのをアマチュアと言う。何が悪い。
だから私は止めることにした。
人に糸で動かしてもらうのはプロフェッショナルのやり方で、私は自分のだ。
もう、踊らない。糸は切れてしまった。