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この息苦しさを
この重苦しさを
この生き苦しさを、
どう過ごしたらよいのかと悩んだら、
それでも私は身のうちに溜まるそれを肥えにして、
お話を練り、
指から外に出さねばならない。
結局私はそれより他に仕様がない。
どんなに息苦しくても
どんなに重苦しくても
どんなに生き苦しくても、
私はそれで身を肥やしてお話を捻り落とすだろう。
そんなやり方に、そんな自分に、嫌気が差して仕方ないこの熱帯夜、
何をするにも適さないこの時間、
私はとにかく手を動かします。
辛いことを、苦しいことを、過ごせないことを、
それでも文字に変えなくては。そういう生き方を私はしなくては、是非しなくては。
いつかこの生き苦しさは小説になる、いや、
小説にするために私は生きて、過ごしていくんです、
暑い夜です。