満身創痍だ。なんだってこんなことに。
誠嗣とテツオの問題だって言うのに何故俺たちがこんなにも全身傷だらけに成らなくてはいけないんだ。
じいさんばあさんからみたら孫である我我七人の従兄弟、
女3、男4の中の、じいさんばあさんから見たら初孫、
つまり俺たちの長兄みたいな誠嗣の揉め事に巻き込まれて俺たち下の従弟連中は満身創痍である。なんだってこんなことになったんだ。
「テツオがしゃんとしねえから行けねえんだよ。」
と清久が言った。俺より2つ下の従弟だ。こいつも疲労困憊している。
テツオというのはじいさんばあさんから見たら長男で誠嗣の父親なんだが、
昔から気が弱く話にならないので俺たちは嘗めて呼び捨てにしている、ここ何年か。
「テツオがしゃんとすることなんかねえだろう。」
俺はファミレスでメロンソーダ飲みなかがら集まっている従兄弟達に言った。
誠嗣の嫁さんとテツオの奥さんがケンカして収拾が着かなくなっているところに、従姉妹の中では一番面倒くさい楓が首を突っ込んだので俺たちまで動員される羽目になったのだ。
楓は誠嗣の嫁さんの味方に着いた。
「なんでみんなとも子さんの事をわかってあげないのよ。」
なんでお前がそこでしゃしゃりでてこなくてはならないんだ。
テツオの奥さんはむかしっから気が強く人の話を、 聴かない。テツオの奥さんをやってる人なくらいだから。
そして誠嗣の嫁さんのとも子さんはおとなしいひとだ、そこへつけ込むようにしてテツオの奥さんが何でもかんでも口出しするから、
とも子さんは酷く傷ついていた、それはわかる、そしてテツオの息子をやっているくらいだから、
誠嗣も大概役に立たないやつなんである。そこへ来てとも子さんを擁護する楓と楓にこれまた巻き込まれた形の紫音と菜々美がテツオの奥さんと真っ向勝負しているのだ。
誠嗣が泣きついてきた為に、俺たちまで楓の槍玉に上げられて二週間。満身創痍だ。なんだってこんなことに。
「なあ、俺たちの誰一人として直接関係は無いんだよな。」
と、俺は一緒にいる二人の従兄弟に話した。
少なくとも俺には味方でいる二人は、何も言わずにポテトをかじっている、しょっぱいだろうな。