あんまりな一日はあんまりなままに駆け抜けて、あんまりな終わり方をしようとしている。
ああ何て事なんだ。
私が今日のこの日にあなたの事をどんなにか憎んでいるのか。果ても知れないと言うのに。
私があなたを憎んでいるその現実を、現象を、揺るがしがたい環境を、不変の姿を留めた正真を、
憎い!
こんなたった一言、たったのこの言葉でしか表現することが出来ないなんて。
私の心はその程度なの? もしそれが事実ならこんな救えない物もない。
私があなたをこんなに憎んでいるのに。
あなたを憎む、私の心。泥土の様な私の心。どんな言葉にも言い表す事が出来ないなんて。
どんなにあなたを憎んでいることか。
腐敗していく私の心。
ああ駄目だめ、全く駄目だ、話にならない。どんなにあなたを憎んでいるか、こんなにあなたを憎んでいるのに、
それを表する言葉が私のなかに備わらない。
これっぽっちも存在しない。
こんなこんな。こんなにあからさまな事でも私は云えない、わたしの心。こんなに楽小な事なのに、それに尽くすべき言葉が私の中で育たない。
こんなにあなたを憎んでいるのに。
その色を、その臭さを、そのぬるさを、言い表す為の未来が私の中で、皆無。
いっそ不快だと叫んでしまえ。