だめだったこと2014年総括 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。


※「小説」のカウントを1000にする
※太宰治賞にきちんと投稿する


第一項目に関しては、
やはり9月頭から盛大にブレーキがかかってしまったことがどうしようもなく、
本来『小説』カテゴリのみのカウントを1000にするのが目標だったのですが、
企画的に着手した連載ものを含めても300に届かない結果となりました。

もりもとは、
書き出したら止まらなくなるこなので、
おそらくあと20日ない2014年においても気の触れたように書き始めたら
除夜の鐘が鳴り終わるまでには
カウントが1000
になっていることは可能でしょう。

(↑おい、あと約700こ分の小編やぞ。一日20こ書いても35日かかる計算やぞ)

しかしこれだけ長くブランクをとってしまうと、
なかなかおいそれと、
今までのようにお話をつくっていたギアが噛み合ってくれません。
現に今でも純粋にお話を作るという作業に、うつりあぐねています。

書けない自分が居たのだ
という現実はきつかったです。あのとき書けなかったんだからまた書けなくなるんだろうな。
逆に
前は書けたんだからまた書けるようになるだろうという希望的観測もできるのですが、
また書いたとしても
また書けなくなるだろうな、
確実なことは言えないのだ。


お話書きはメンタルのお仕事ですからね。これで本職を目指す身としてモチベーションに大きくブレーキがかかったこの一年の出来事でした。

そして太宰治賞に関して。
もりもとは過去約4回投稿しておりますが(注・なぜ曖昧な数え方かというと、すくなくとも2回くらいぜんぜん真面目に書かずに出したから。しかしその不真面目なものがどれとどれに当たるのかは、書いた本人も思い出す度に どれやったかなあ と迷う始末)
全一回戦負けであります。
過去十数年に渡って夏の甲子園一回戦惨敗の鳥取県勢のごとく
一回戦負けであります。
(↑でも今年は奇跡的に一回戦は突破したんだったかな?
もりもとなんかが言っちゃうけど、鳥取の高校に甲子園で負けるようだったら
相手の学校はそこそこである)
なので今年こそは、いいかげん、ちゃんと勝負の出来るものを作って送りたかったのです。

送ればいいと言うものではない。
ちゃんと選考を突破して
全国の猛者と生き死にを分けられるものを
書いて送りたかった。

非常に悔やまれるところであります。

でも、今年送ったお話を作っていた3日間で思ったのは、
ジャッジメントに気に入られるお話を書く事でもなく、
優れた作品を作ることでもなく、
自分に書ける、
森本泉がこれを描きたいと思う、
そういう世界と文体を追いかけないことには、どこに走っていっても何があるわけでもないぞ、と。そういうことでした。

たとえば今年のチャンピオン、たとえば昨年のチャンピオン、
まねして近いお話は作れますわな。
でもなんの意味もない。そんなものを書いても当然一次も通りゃしない。

書けない自分に怯えつつ、
書かない自分をおそれつつ。

まだ再びここでお話を作れないでおります。
さあどうしたものでしょうか。