「私は雲子です。」 | 文学ing

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森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

それが何かと言いますと、
人々が美しい文言を思うサマ
咀嚼した後腹にくだして
そうしてぷるりと生まれたそんなこと。
エリック・サティは言ったそうな

”自分はまことに老いた自体に
実に若くして生まれてしまった!”

気持ちは分からんことないよ。

ひりだされた私は
地面の上に
たった一人で残されたのだ。
栄光のひとびとは
どうでもいい彼方にとっとと行ってしまった。

しかし私は依然とここにいてしまう。

故に私は雲子です。

やがて何かの種子の芽が、
にょろにょろ沸いたりするのだろうか