古いものが好きです。
故に歴史が好きです。
うさんくさいものが好きです。
よって神話が好きです。
わけても日本神話はとても好きなテーマの一つであります。
つじつまが合わなささ
話が無理すぎる度
が半端ないですもの。
現在広く知られているものは
所謂天武天皇の
「最近みんなが国家の歴史を間違って教えるからいけない。
今のうちにちゃんとした歴史書をつくっておきたいのじゃー」
(↑不敬罪)
という鶴の一声で編纂された時の神話だと思うのだが
これがもう疑問で
じゃああなたが抑えている情報が
絶対正しい根拠はなんですか
↓
ぼくおおきみ
という話にならなさが非常に興味を惹かれるのです。
夫はゲーマーですが、彼がゲームに求めているものが何かと言うと
「知的好奇心を満たすこと」
なんだそうです。
この洞窟を進めば何があるのか
主人公が隠している過去とはなにか
魔王の最終的な目的とはなにか
などなど目の前に提示された謎を一つ一つ解いて先に進むのが楽しんだそうです。
だから我々は
お互いに違う手法でもって同じ目的に向かっているんだなと思えます。
非常に面白いことです。閑話休題。
最近気になっていること。
日本神話の炎の神様って
実は水神様まなんじゃないのか???
文献によって漢字がまちまちなんですが日本神話の火の神様は
火香具土神
であってるかと思います。ヒノカグツチノカミ。
まあド頭にヒって入ってるし、
カグという古語は「輝かしい」という意味だし
ツ というのは多分今の意味で「何々の」
チ という古語も諸説あるんですが「霊魂」という意味もあったと思います。
全部つなげると
「火が耀くような魂を備えた神」
みたいなもんでしょうか。
しかし何が気になるってですね、
漢字が伝わる以前のむかーしの日本語で
「チ」「ツチ」
という音は蛇をあらわす言葉なのだそうでして。(つちのこの、あれだ)
ヤマタノオロチ討伐に際し登場するキャラ
手名槌、足名槌ご夫婦も
手無蛇(手の無い蛇)、足無蛇(足の無い蛇)ではないか、
要するに二人揃って蛇神の表象で、
蛇の神様は往々水神様でありますから
田んぼの女神である櫛名田姫の両親としては
まあつじつまが合っています。
でもカグツチが「耀く蛇」だと
火の神様なのに水の神様の側面を持ってしまうでしょう。
それがおかしい。
それがなんだか非常に気になっていた。
しましたら。
今日バイトしながら日本の蛇神信仰の本を見つけて
ザッピング読書してみたら、
蛇をあらわす古い言い方に
「カカ」
というものが在るんだそうです。
カグツチの別称に
ヒノカガビコノカミ
というのもありまして、このカガとカカは非常に似た音でありますね。
さらにいうとカグとカカも音の上では非常に近い。
だったらやはりこの神様はもとは蛇神→水神だったのが
どういうわけか真逆の火神になってしまったという、
矛盾ですねえ。
加えてこの神様はお生まれになったときに、
そのあまりの姿から母君の急所が大惨事になってしまい、
結局それが元で母親神は亡くなられます。
しかしその瀕死の床で更に生まれた女神が
水葉女神(水神)、埴安姫(同じく水に関連した女神)
というところが
どうも臭い。
おまけに火の神様はこの方が原因で妻神が亡くなったことをマジギレしたイザナギによって
生まれてすぐにたたっ斬られている。
火の神が斬られて死んだんなら
地上から火が消えてなんか問題が起きるんじゃないのか?
しかしこの先の古事記の記述には
ギリシャ神話の
プロメテウスがえらいめみた
ようなエピソードはなく、なんとなくみんなそんな事件がなかったことにしたみたいに話が進んでいきます。
これは。
火の神は本当は別に存在していて
実際に死んだのは水神だからなんの問題もないのさ
みたいな話なんではなかろうか。
だって生後すぐ死んでる割にはカグツチを奉る神社はいろいろあるんですよ。
↑全く根拠はありません。
なので反証をいただけると嬉しいです。
なんだろう。
自分の能力じゃこれ以上考えられない。
でも気になる。
こういうことをだらだら考えていることがやはり人生の喜びでありますよね。