6月の読書メーター
読んだ本の数：11
読んだページ数：3273
ナイス数：32
ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い?の感想
ジャガーさんとしてのファンタジーな本かと思ったら、地球上での仮の名前や生い立ちなどが語られるリアルな自伝だった。 考え方に筋が通っていて潔さを感じた。
読了日：06月29日 著者：ジャガー
東西不思議物語 (河出文庫 121A)の感想
一つの怪異、超常現象を東西の書物からひも解く。 違う話なのに起こる現象が共通しているのが興味深く面白かった。
読了日：06月28日 著者：澁澤 龍彦
江戸東京《奇想》徘徊記 ［新装版］ (朝日文庫)の感想
都内の江戸の香り残る裏町30か所を徘徊し、博識ぶりを発揮した文章でまとめる読み応えある一冊。 場所は花街の名残の東側地区や種村さんの生家の池袋近辺が多い。 通りがかってあれ？と疑問を感じつつも深く考えずにいたことが、こちらの本で氷解した点がいくつもあり、スッキリしました。 ご存命であったら、もっといろんな場所のことを書いておられたかな。 護国寺の出版社に勤務って、某講談社でしょうか。
読了日：06月25日 著者：種村 季弘
居酒屋百名山 (新潮文庫)の感想
ふるさと長野のお店がなかったり一部偏りはあるものの、北から南まで全国各地百軒の居酒屋のレポは圧巻。 傾向としては老舗が多い。 TV番組で見ると静かに飲んでいる印象だが、文章だとお店の活況や雰囲気が伝わってきて魅力的に映る。
読了日：06月19日 著者：太田 和彦
丼めしの丸かじり (丸かじりシリーズ 46)の感想
羊羹の丸かじりって以前もやったことなかった？ コロナ禍に外食が減ったため、ネタがなくなったのでしょうか。 福神漬けを野菜ごとに分けてみたり、五目おこわの具を取り出してみたり、細かい作業の検証が面白い。
読了日：06月15日 著者：東海林 さだお
マスク スペイン風邪をめぐる小説集 (文春文庫 き 4-7)の感想
前半の作品は私小説に近い？ 当時のスペイン風邪流行時の状況が伝わってくる。 ここから約百年後のコロナ渦の時と日本人の感覚は変わっていない。 後半は歴史小説。忠直卿行状記が面白かった。
読了日：06月14日 著者：菊池 寛
すいか 2 (河出文庫)の感想
ドラマも面白かったが、台本自体も面白い。 6話のお盆の話が好き。 オマケの10年後の話に至るまでの途中経過も気になる。
読了日：06月12日 著者：木皿 泉,山田 あかね
すいか 1 (河出文庫)の感想
2003年小林聡美さん主演ドラマのシナリオ本。 ノベライズだと勘違いしていたので、セリフとト書きで進む形式に慣れておらず戸惑いましたが、読んでいくうちに気にならなくなってきました。 ドラマを楽しんで見ていたためか、その俳優さんの動きを想像しながら読むという小説とは違うアプローチで新鮮。 続きも楽しみです。
読了日：06月12日 著者：木皿 泉
町中華の丸かじり (丸かじりシリーズ 45)の感想
いつもの丸かじりシリーズですが、コロナ渦の時期なので、トウモロコシのソーシャルディスタンスとかいつも以上に時世を反映している。
読了日：06月08日 著者：東海林 さだお
ご飯の島の美味しい話 (幻冬舎文庫)の感想
単に料理として調理するだけではなく、フードコーディネーターとしての料理の見栄えや、広告や映画の要望に応えて探す旬が到来するの前の食材や規格外の食パンの調達の苦労など。ちゃんと美味しく食べられるよう工夫されている姿勢が素晴らしい。 アシスタント時代の先生が伊丹十三の映画って小川聖子さん？
読了日：06月05日 著者：飯島 奈美
勝負の店の感想
原作者版リアル孤独のグルメといった感じ。 ただし少食だし飲酒もする。 知らないお店の外観からおいしく居心地のよさそうなところを判断して入るのは勇気がいるよなぁ。 一人客だと複数人の時よりも店の雰囲気が重要なことに気づかさせられた。 コロナ渦でのアルコールなしはつらそう。 最後の和泉さんとのサシ飲みも「泉昌之」とすれば一漫画家の孤独のグルメという風にも見えてくる。 何気に「かわいい」を多用していて、判断材料にしている久住さんがかわいい。
読了日：06月05日 著者：久住 昌之
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