紙とアナログ

**現在読書中の本**

少女地獄/夢野久作

Amebaでブログを始めよう!

ベルナのしっぽ 【郡司 ななえ】

郡司 ななえ
ベルナのしっぽ 角川文庫

動物嫌いの女性が妊娠。盲目のななえさんは子育てという必要性に駆られ、盲導犬と暮らす事を決めます。生まれて初めてのパートナー、ベルナとの日々をつづったノンフィクションです。

動物が好きなので盲導犬の事は割りとよく知っていると思っていたけど、全然知らなかったんだなー。。


全編通して泣きっ放しでした。

盲導犬は命を預けるパートナーです。2人の間に絶対的な信頼関係がないと上手くいきません。大好きなななえさんと心を通わせ、誇りを持って仕事を全うし、最後は家族として看取ってもらったベルナは本当に幸せな子です。

SPEED 【金城 一紀】

金城 一紀
SPEED

ゾンビーズシリーズ3弾。お嬢様女子高の生徒がゾンビーズと一緒に大切な人の死の真相を追いかけていく前半と、黒幕をぶっ潰しにかかる後半。相変わらずスピード感がありテンポよく読めるけど・・・。

ワンパターン?キャラクターの魅力で読みきった感を否めません。仕立ては違うけど展開は前作、フライダディフライによく似てる。


そして主人公佳奈子に感情移入が出来なかった。暴力的だったり埃まみれ泥だらけに汚れながらバカな事やるのって、女の私としては男の特権な訳で。そんな「男の特権」の中に女の佳奈子は馴染んでいない。あくまでゲスト。その違和感が最後まで取れなかった。アレが男だったら面白かったかも知れないなぁ。


そんな小説でもゾンビーズのメンバーはやっぱり良いキャラクターでした。シリーズの話は時系列がバラバラなので、「これはあの時の事だな」と分かるとちょっとニヤっとしたり。

次は彼らがメインの話が読みたいですね。

しゃべれども しゃべれども 【佐藤 多佳子】

読み終わってしまった・・・。

若手噺家、今昔亭三つ葉は不本意ながら年も環境もばらばらな4人へ落語を教える羽目に。

自分自身がまだ落語の世界で迷っていて、とても人に教える立場ではない若手。話し下手な受講生達とのふれあいを軸に彼もちょっとずつ色んな事が変わっていく。


粋でいなせな江戸っ子だけど色恋事にゃあとことん弱い、そんな三つ葉が読んでいてとっても気持ちいい。キャラクターが全員魅力的です。ヒロイン、黒猫こと十河も口下手で不器用だけどとっても素敵な女の子だ。

また三つ葉の視点で語られる文章は落語みたいに洒落が効いており、思わずくすくすと笑いながら読んでしまいました。でも感動する所がいっぱいあって、そのクスリとホロリの配分がとても上手い。


とりあえず今年の読んでよかったベスト3に入賞ですねーまだ4月だけどにひひ私ももう一度、何か好きな事に真剣に打ち込んでみようかな。