暑すぎる5月 | ぶなまつの昆虫的エッセイ

ぶなまつの昆虫的エッセイ

昆虫の「生活史」をメインに、裏山にて「ソロ虫活」を楽しんでいるシニアです。
読書と哲学と自然が大好きです♡
イハレアカラ・ヒューレン博士を心の師としています。
平和(^^)/は私から始まる。
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 20日の土曜日、
 東北地方は高気圧に覆われ、
 まだ5月というのに各地で今年初めての真夏日となった。
 この暑い中の午後にまたナミハンミョウを見に行った。
 
 「暑い・・・晴れ晴れ晴れ
 最高気温27度近くある」
 
 トンボも飛び方がスローなのでよく見たら左の羽がちぎれていた。
 鳥にでも襲われたのだろうか・・
 すぐに汗がしたたり落ちてカメラ調整がうまくできない。
 
 太陽光線がまぶしくて逆行になり、
 汗がレンズをよごしてしまうなど焦りが生じてハンミョウどころでない。
 
 運が悪いことにズームまでが途中で動かなくなった。
 
 さらに4~6人ほどの家族連れが先に訪れていて、
 落ち着いて観察することもできない。
 
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 それでも何とかシャッターは切れるので撮影を開始する。
 奥に進むと前回と同じ数ほどのナミハンミョウを確認できたが、
 暑さのためかカメラを向けるとすぐに逃げられる。
 
 しかし前回よりも♀の数が増え、♂♀の活動が活発になってきたようだ。
 
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裸地も熱くなってきているのか、
脚を互いに立てて熱を身体に伝わらない姿勢をとるハンミョウたち。
 
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カメラの使い方が未だにわからず、
適当に画像を撮影しているのでまぶしく撮れてしまう。
困った・・。
 
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それにしても本当に暑い午後だ。
家族連れを追い抜いて撮影し続けるが本当に落ち着かない。
 
 
 
 
 
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突然、
つがいのナミハンミョウが重なり打って目の前に現れた。
何をしているのだろう???
 
 
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よく観察してみると、
どうやら♀が交尾を拒否しているようだ。
(手前が♀で、裏返っているのが♂)
 
 
 
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♂が大顎で♀の後首を大顎で固定しようとするが、
♀は嫌がって前脚で♂を必死に押しのけようとしている。
 
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実は1度交尾を終えたハンミョウの♀は、
♂を拒否するらしい。
拒否する時は立ち上がって、
前脚で♂を押しのけようとするのだ。
まるでケンカでもしているかのように見える♂と♀。
実際♀の方が身体が少し大きいため力も強いのかもしれない。
 
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背中に乗れない♂はそのうち諦めてしまった・・・
 
 
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「今日は暑いなぁ・・。
天気がよいのはいいが暑すぎるのはよくないなぁ」
そんなことをつぶやきながら
暑くなった裸地に身体をつけないようにしていた。
 
平成29年5月20日(土)午後 気温27°
 
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