テレビシリーズなどの影響で
ペドゥリートが想像する宇宙人とは
「侵略者」
だから、アミに
ところで、いつ地球を侵略するの?(P35)
とか聞いてしまいます
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第2章 宙に浮かんだペドゥリート(P35~39)
「どうしてわれわれが地球を侵略するって考えるの?」
「知らない…でも映画じゃ、宇宙人はみな、地球侵略をたくらんでいるんだ。それとも、みんなってわけじゃないの?」
(中略:地球上で放映されている映像を特殊な機械で映し出して該当する映像を観ながら)
「まったく、なんてバカバカしいんだ!侵略者の映画なんて…(略)これじゃ、まるで喜劇だよ。そう思わない?ペドゥリート」
「どうして?」
「こんな怪物は、これを考え出した人間の頭の中にしか存在していないんだよ…」
「地球だって、イグアナとかワニとかタコとか、ほかにもいろいろな奇妙な動物がいるんだもん、どうしてほかの世界に全然いないなんて言えるの?」
「そりゃー、そういう変わった動物はいるにはいるけど、ピストルや光線銃をつくったりすることなんかできない。単なる動物だから、そんな高等な知能はもっていないんだよ」
「でも知的で邪悪な生物がいてもおかしくないじゃない…」
「“知的で邪悪”だって!」
アミは、大笑いをした。
「それじゃまるで善良な極悪人と言っているようなもんだよ」
(中略:バットマンのライバルのマッドサイエンティストを例にとって)
「その科学者たちは、気がふれているんだよ。インテリなんかじゃなくてね」
「だったら、頭のおかしい科学者のいる世界があって、いつか地球を破壊しようとしてもおかしくはないだろう…」
「それはちょっと、地球以外では考えられないね…」
「どうして?」
「もし、その人の頭がおかしいとしたら、まず、ほかの惑星を侵略するのに必要な化学の水準に達する前に、かならず自分たちで、自分たちの首をしめるようなことをしはじめるよ。だって、爆弾をつくることのほうが、宇宙船や円盤をつくって、ほかの星を侵略するよりも、ずっと簡単なことだからね。あるていどの科学の水準に達した、でも、やさしさや善意の欠けた文明は、かならずその科学を自滅する方に使いだすんだよ」
「でも、いくつかの惑星は、それでも偶然生きのびられるかもしれないよ…」
「偶然?それどういう意味?われわれの言葉には、それに相当する言葉がない」
(中略)
「すべてのものは、みな関連し合って成り立っているんだ。偶然なんてひとつもないんだよ。でも、その連結している法則がどんなものか理解できないでいるか、あるいは、わざとそれを見ないようにしているだけのことなんだよ」
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この本を手に取って
最初に衝撃を受けたのが
このへんのくだり
ある程度の科学水準に達しながらも
やさしさや善意の欠けた文明は
科学の力を必ず自滅へと使用する
モヘンジョ・ダロ…
ソドムとゴモラ…
ラーマーヤナ…
(むーとかあとらんてぃすも入れてあげてYO! byオカルティスト)
アミとペドゥリートの会話は
さらに続きます
…つづく…
