みちくさ話
妊婦さんって、こんなにおしっこが近くなるなどとは思いもよらなかった。*今日は3月並みのポカポカ陽気。歩くと汗ばむぐらい。滋賀県立近代美術館へ、ピアズリーって挿絵作家さんの展示を見に行った。駐車場に車を停めると、その脇に椿の木立があって、それがトンネルのようになっている・・・あの中をどうしてもくぐりたい!と思ってずんずん進むと、葉っぱのじゅうたんの上をサクサク踏みながら雑木林が続く。その感触が楽しくて、公園を横切ると、わんぱく広場、という看板があり、山道へと続く。おー、これはそそる道だ!っと階段のようにはりめぐった木の根を通って、ずんずん。さらに、昔製鉄をしていた遺跡へと続く古道を発見。ずんずん。一体どこへ続くのか、どれくらい時間がかかるのかわからない。すでに1時間くらい歩いた気がする。人っ子一人いないけどこっちかな、こっちかなと行くと、車を置いた場所とは明らかにかけ離れた集落に出てしまいええーーー!となって、お腹は張ってくるし、おしっこはしたくなるし。さらに進んでみた道も、行けども行けどもどんどん細くなり心細くなり、おしっこも漏れそうになるし。ついに意を決して、野しょんべんだ!と誰も来ないのはわかっていても、青空で用を足すのは、ずらすのに勇気がいった。でも、その開放感ったら(笑)結局、来た道を引き返すしかないとわかって歩いて帰る。当初の目的の美術館は、もうどうでもよくなり見るまでもなく、大満足して、その日は帰ったのでした。