介護日記 その4 | なみのブログ

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家に帰って来てからの義父
自分の遺影の事、一緒に持っていきたい物

喪主の事、戒名について、お寺にお願いしたい事~

毎日のようにそんな会話ばかり~


寝てる時間も増えた

水もストローで吸えなかったり、飲み込む事も難しくなった

義父は私に「ついに癌が喉まで来たかな?」って~
もちろん食事は取れてない(涙)

毎日緊張の連続(汗)

自宅に戻ってから3週間たった朝、義父に「おはよー」と声を掛けたら、スゴクにこやかな笑顔で
「どうもお世話になりました」
って!

何か吹っ切れたような、とても穏やかな顔だった

まだまだこれからもお世話するよ!オムツ交換だってやっと慣れてきたんだからさ!

話したい事だっていっぱいあるんだからね

義父はただニコニコうなずいていた
久しぶりに見た義父の笑顔
午後になってからは会話もなくなったあせる声かけには反応するし、手を握ると握り返してくれた


翌日の朝、様子がおかしい
高熱でうなされてる

一生懸命に呼吸してる

呼び掛けにも全く反応しない

訪問看護師は
「今、一生懸命頑張ってます…」ってあせる
その言葉で私は理解してしまったショック!汗
その時がいよいよ訪れる

今の状態を義母や義姉・親戚の方には説明できないしょぼん
ただ、私は最期まで手を握っていたかった
きちんと見届けたかった…

お昼になり、義母は昼食の準備を始めた

みんなでカップ麺やおにぎり~

私の分も準備してある

「早く食べないとのびちゃうよ」

でも義父のそばから離れられない…


みんなは食べきって私を呼んでいる
「片付かないから早く食べて!」

私もササッとたべちゃうかビックリマーク

赤いきつね~食べ始めた時に叔父が…
「床屋行って来たんか?」
(前日にちょっと時間が空いたので、美容院でカットしてきたの。いざと言う時に喪服着て、髪の毛セットする時間はないかな?って)

「ずいぶん準備がいいな~」ってガーン

「そりゃあ、そうだよ!長男の嫁だからねグー

そんな会話をしながら、みんなで大笑いDASH!


突然、叔父が
「布団が動いてないぞ!」
さっきまで呼吸とともに動いていたはずの布団が動いてないあせる
慌てて義父のベッドにはしった…

呼吸は止まっている

「お父さん、お父さん!!」何回呼んでも呼吸は止まったまま…

義母にまかせ、私は訪問看護ステーションに電話した

「今、息が止まりました…」

「すぐ伺いますビックリマーク


私は大きく深呼吸…とりあえず「腹が減っては戦は出来ず」残りのうどんを一気に食べた
涙と鼻水でグチャグチャになりながら~

直ぐに看護師が2人で来てくれた
その後に病院の主治医も到着(確認)


主治医は1時半からオペの予定が入っていたらしい。
「今の時間で良かった!」
主治医は何かあったら直ぐに行きますって言ってた。ただ当直の時はダメだと…。
訪問看護師もお昼時間だったので、直ぐに来てくれた。

なんか義父が時間を選んで旅立ったみたいしょぼん

みんなで集まってはいたけど、誰も義父のそばにいなかったしょぼん
私の髪の毛の話で盛り上がって大笑いしていた私達~
叔父に
「嫁が床屋行って、準備したから安心したんだよ。みんなが笑っている間を選んだんだ。兄貴はそんな人だ!」って…ガーン