そんなに吹けるのにもったいない!


音楽的な表現ができていないと
いつまでも上級者のように聞こえず
とても残念に思うことがあります。





そこで質問です。

音楽的ってどういうこと?







フレーズ
 
これは私が「楽器演奏の秘密100」に取り組んだ時
まっさきにとりあげたトピックです。



クラシック音楽は
会話からできたものが多いです。


ドイツ語で作られた作品はドイツ語の抑揚を知っておかないともったいないです。



私はドイツで学んでいた時、
フレーズについては
特に注力して学びました。


ある程度、楽器の習得って
どこでも相性の良い先生と出会えば
上手くはなるとは思うのですが、


音楽表現はそうではない!

どこで学ぶか(誰と一緒に演奏するか)
とても大事なことだと考えました。


実際、吹奏楽先行の日本人プレイヤーは
知らない人が多いと思うし、
昔はそんなに音楽的な意味でのフレーズとしては
ひょっとして言わなかったかもしれないです。

※言語的からの表現ということ






世の中がグローバル化されて
最近は以前より、
特に注目されるようになったのかもしれないです。



カラヤン全盛のころや、
古いウィーンフィルでも

YouTubeなどの動画で
そんなにフレーズ的に
目を見張るものが意外とないかもしれないな、、と
思ったことがあって、、、


たとえばカラヤンは
ビジュアル的な目新しさにも着目して
たくさん作品を録画しましたが、 

どちらかというと
「俺より目立つな」的な部分も否めなくて。。。
目線が違ったのかもしれませんね。





そんな時代の後、


それとは逆行するように
ピリオド奏法(作曲当時の演奏法)が
盛んになっていった経緯があります。



その立役者といわれる
ニコラウス・アーノンクール

1953年にはウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを立ち上げているのですが、
作曲家が生きた時代の
美学的な価値観から見直し、解釈も見直しました。

アーノンクールの著書は日本でも
1992年に発売されました。


当時、アーノンクールの解釈は
賛否両論もあったと
聞いているのですが、
さて今はどうでしょう?

結果的にあれ以降
ピリオド奏法は
度々ムーブメントを起こしており、


その結果

YouTubeで見かける
30年前の演奏法と
現在の演奏法は同じオーケストラでも
確実に変化があります。


もちろん、ずっと変わらず
素晴らしいと感じる
古い録画もたくさんあります。




私はベルリンフィルの
シュテファン・ドールさんとは
同世代なのですが、
(残念ながら直接お話ししたことはない)
大変おこがましいのですが
彼の表現は毎回すばらしいなと思っていて、 
こんな表現があったか!と 
気付かされることが多々あります。





今は新しい録音録画も
簡単にYouTubeで見れるので
助かりますね。



他にも素晴らしいプレイヤーがたくさんいますが
みんな、ご本人たちはブラッシュアップして
いかれてると思うんです。




古い、、と思われるかもしれませんが。
ペーター・ダム先生のこと。

日本で一世風靡して
何度も来日公演されました。
長年、シュターツカペレ・ドレスデンでの
演奏がすばらしかったのはもちろんですが、

実際には、古楽の勉強もとてもされていて
ブラッシュアップされながら
演奏を続けられました。

私が夏のワークショップを受けた時は
そのレクチャーもとても勉強になりました。



3年続けて参加したチロルのホルンワークショップ

(中央はダム先生、右端はウィルヘルミ先生)


ある年のワークショップでは
「ドイツのオーケストラに入りたいなら」と
ドイツ人もこぞって学んでいた
ケルン音大のペンツェル教授も
講師陣に加わりましたが、

勉強している、という意味では
ダム先生の方が圧倒的に勉強されていると感じました。
だから、なんだかんだいっても
生徒さん(受講生)も途切れない。
このコースでも、まさに両雄といった感じでした。







長くなりましたが

フレーズは
これまで、考えずにきた方にとっては
とてもわかりにくいものなのかもわからないですね。



フレーズについて学びたいなら

ドイツ人作曲家の作品をするなら、
まずはぜひ
比較的新しい、もしくは最近の!
ドイツのオーケストラ(ドイツ語を話すエリア)を
聴いてみていただきたいと思います。



ドイツの放送響の動画はたびたび更新されています







さくらムジカオーケストラでは
演奏経験3年以上という入団規定を
設けていますが

これまで音楽教室では習ってきたけれど
ピンク音符1人で練習するのが寂しい
ピンク音符そろそろ誰かと合わせてみたい

という
20代〜60代の方が集まってきます。



私がHSPなこともあり
穏やかな人しかいない!
奇跡のような優しい集まりですお願い


ブルー音符オーケストラに取り組んでみたい
ブルー音符まじめなほうで、コツコツ練習を積んできた
ブルー音符あまり大きな場所は苦手
ブルー音符怖い先生は苦手
ブルー音符純粋に楽しく音楽がしたい


と言う方

一度、楽器持参で
ぜひ見学にきてくださいね。



 
 

ホルンのレッスン・合奏の指導を行っています。

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<永尾敬子 プロフィール> 

 

ホルン奏者・音叉ヒーラー

 

 

1990年よりホルンをはじめ、管楽器の指導、            

アンサンブル、合奏の指導。

渡独後、結婚し育児経験しつつ活動を再開。

2013年より指揮者としても活動中

明るく親しみやすいやさしい人柄で、

ハードルがあがりがちなクラシック音楽を

様々な世代に広めるため、

草の根運動的に活動している。

 

1999年より現代レイキ系のレイキヒーラー

チューニングツールで行う「音叉ヒーリング」も

ご好評いただいています。

 

 

 

 

           

 

 
 
 
 
 
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