私がドイツに渡った年。
夏休みに入り、
高校を卒業したばかりの
日本人のサッカー少年を紹介された。


私のいた町の大学は 
日本では、日本大学、関西外語大学とも
連携していた影響で、日本人の留学生も
毎年一定数はやってきていた。

音楽の留学生も、音楽大学としては
マイナーだったから3〜5人ほどと少ない。
だから学科は関係なく
日本人と知り合うのも新鮮だった。

渡独初年は、とにかく

いろんな人とつながりたくて

日本人会に参加したりもした。


だいたいみんなそれは同じで。

まずは情報交換して、

自分の居場所を固めていく。

そんななので、当面の生活に慣れたら、

日本人会への参加も減っていく。。。



住んでいる町に限らず、

一番近くの大都市の情報だとか、

どんなところに何があるか?からはじまり、

ここで生活していくための知恵。

などなど、情報交換をしていた。





夏休みになったころ、
そういう集まりがうちの町にもある事を知り
一度参加してみた。
たぶんその時に彼も参加していたんだろう。

ちょうど日本から他大学だったが、
体育系の先生が生徒の引率で来られていて。
私はこの先生の方が年齢的に近くて仲良くなり、
おそらく、この先生と一緒にすごすことで
彼とも仲良くなった。

そして、夏休み組は帰っていく。


私もプライベートで留学していたし、
サッカー少年もしばらくは
ドイツに暮らしていくという。

私も一匹狼で、
彼も学校しばりもない状態だったし
まだドイツに来たばかり同士。

たまたま名前の漢字も一緒という偶然から
なんとなく仲良くなった。


10歳くらい年も離れているんだけど
フツーに友達。


ドイツ語の学びはどう?とか
近況報告。
だんだんお互いの友達もからめて
共通の友達も増えていって
知らないクナイペに行けるのも嬉しかった。

時々、少年に近況報告を聞くと、
ゆっくりだったけど、
確実にやれることを増やしていて
たのもしかった。
恋バナもきいたりした。

若いのに好きな曲は海援隊の「贈る言葉」という。
流行りでなく、
自分がいいと思うものを「良い」と言える。
本質的なところで見れる子なんだな〜とわかり、
それでわたしも見る目が変わった。

サッカーで来たのに
怪我したことも聞いていたし、
その後法律を学んでいると聞いた時は驚いた。

彼のことだから、
訳のわからないことをしてるように見えるけど、
たぶん未来の先の先にある
地に足のつくであろう方向に向かって
歩いてるんだということは想像できた。

たとえ法律は卒業できなくても、
(大変だということは充分想像できた)
この時期に苦労して勉強したことは、
絶対生かされるはずだと思っていた。



思いがけず流れてきた情報から、

少し前のニュースだけど

同士の活躍を知れるのは嬉しい。






 




結成して8年オーケストラの指導をしています下矢印
 
 
 

ホルンのレッスン・合奏の指導を行っています。

お問い合わせはこちらから

 

★音楽レッスンについて

★お問い合わせはこちらから

 

 
 

 
<永尾敬子 プロフィール> 

 

ホルン奏者・音叉ヒーラー

 

 


1990年より、ホルンをはじめとする

管楽器の指導、アンサンブル、合奏の指導を開始。

渡独後、結婚し育児経験しつつ活動を再開。

2013年より指揮者としても活動中

明るく親しみやすいやさしい人柄で、

ハードルがあがりがちなクラシック音楽を

様々な世代に広めるため、

草の根運動的に活動している。

 

1999年より現代レイキ系のレイキヒーラー

チューニングツールで行う「音叉ヒーリング」も

ご好評いただいています。

 

 

 

 

           

 

 
 
 
 
 
にほんブログ村 クラシックブログ ホルンへ
にほんブログ村
 
 
にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへ
にほんブログ村