6月15日(土) 午後3時より韓日文化交流協会(釜山YMCA15階)にて行われました。

新規の方数名を含めて25名が参加され、うち2名はウエブ上からの参加となりました。

第一部の講演は、
釜山外国語大学の永野亜季先生による「就職最前線」でした。



 
大きく5つのテーマに分けて、進行されました。講演途中での質問もOKということで、一方通行でなく、生きた会話が飛び交う和やかな場となりました。

第一のテーマは、日本就職の業界は今、どのように広がっているの?についてでした。特にITとサービス(特にホテル)業界では韓国人採用が大幅に拡大しているとのことでした。単なる一般論ではない、データー等を元に視覚的にもその傾向が一目で理解できる内容でした。

第二のテーマは、内定をもらった学生と内定がもらえない学生の違いは?についてでした。スパッとこれだという分類しにくいところを、いくつか実例を挙げて説明して下さいました。さらに、「内定がもらえる」と「行きたい会社に行ける」との違いや、「内定がもらえる」のと「長く働ける」ことも別の話だというより掘り下げたお話までして下さいました。

第三のテーマは、内定後の教育は?についてでした。日本に行く前に取れる資格はとっておいたほうがいいという点や、漢字を読めるようにする点など、やるべきことを具体的に教えて下さいました。
 


第四のテーマは、企業との就職連携ノウハウとは?についてでした。ここは最も秘匿性の高い部分になりますが、なんと具体的に教えて下さいました。さらに、日本人教員・韓国人教員・大学の方針が一致しないといけないという点も加えられました。


 
第五のテーマは、実際はどうなの?☞日本で働く卒業生にZoomでインタビュー!についてでした。永野先生の教え子たちである東京のIT企業勤務と九州のIT企業勤務の男女が動画を通じて質問に応じてくれました。入社前に韓国でしておけばよかったことや後輩へのアドバイスは非常にためになる内容でした。

第二部の講演は、
元国際交流基金海外派遣専門家の森田衛先生による「フィリピンの日本語教育 ~中等教育を中心に~」でした。
ご講演はZoomを通じて行われました。
 



初等・中等教育は12年をするのが世界のほとんどですが、フィリピンでは2016年までは10年であり、この制度により学力が伸びないなどの弊害が出ていたとのことです。しかし、2016年度の新学期から、6・4・2の12年の教育が始まったとのことです。とはいっても、校舎が建設途中だったり、カリキュラムもまだ整備されてなかったり、教科書もなかったりと、制度ができても、実態が追いつかない現状を伝えて下さいました。
 


さらに、もともと英語や社会など他の教科を担当していた先生が日本語を教えているので、生徒だけではなく、先生も日本語を勉強しながら教えています。基本的には、文法を積み上げていくというよりも、表現をそのまま覚えさせる、とのことでした。
 


教材についてです。まず教科書はもらえません。買えない生徒が多いので、販売はしないとのことでした。教科書は貸与制で1年終わったら後輩がまた使うの繰り返しですが、日本語については生徒たちが写真のようなきれいなノートを作っていきます。制服もおさがりが多いとのこと。ですが、制服はきれいに着てくるとの内容にはみんなもほっこりしていました。

◎例会後の夕食会
夕食は会場から徒歩10分のところにあるお店でユッケジャンやカルビタンを美味しくいただきました。貸し切り状態でもあり、先生たちとしばし歓談の場が盛り上がり、前期の釜山日本語教師会の日程を締めくくることができました。


 
2019年6月担当 青木・高橋

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【会費について】 
*年会費は15,000ウォン(後期から参加の方は8,000ウォン)です。
*会費は、報告集代、例会時の 会場使用費、発表者の食事代、お茶・お菓子代、会運営上の諸経費に使われます。
*お支払いは例会当日に会計担当までお願いいたします。
*1回限りの参加は3,000ウォンです。 

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2019年度釜山日本語教師会5月度例会

5月18日(土) 午後3時より韓日文化交流協会(釜山YMCA15階)にて行われました!

当日は、「ディベートセミナー」と重なり、教師会の主要メンバーが抜けるかたちとなって、少人数(8人)でこじんまりとした例会となりました。

会場の韓日交流協会でもその日は高校生のスピーチ大会説明会が行われており、いつもの会場ではなく、教師会のメンバーが誰も入ったことがない奥にある会議室で行われました。

さて、
今回はのテーマは「インタビュー」です。
第一部は釜山大学の重信三和子先生による
「初級クラスにおけるインタビュー活動報告」でした。


 
 
まず、インタビューという極めて実践的な言語活動を授業に取り入れるきっかけとなった考え方は
正しい日本語を一方的に知識を教え込むのではない“「正しい日本語」を疑う”という考え方です。
「正しい日本語」を教えるという形ではない日本語支援のあり方を模索する必要がある そのためには,まず「正しい日本語」という考え方自体を日本語教育関係者が一度,疑ってみるべき
「正しい日本語」観から脱却した意識をいかに,教師(支援者),学習者の間で作り出していくか


そして、「実践の理念」として、以下の研究を参考にしています。
「言語活動とは,個人と社会を結ぶという活動に他ならない」(細川2004:9)
教師ができることは「個人の中の意識化が促進され,ことばによる活動が活性化するような環境の場をつくること」  (細川2012:203)
教師が正解を握ってそこに学習者を近づけさせようとするのではなく,むしろ担当者が答えを手放すことによって,みんなで考え,みんなで議論しながら,共通了解を求め,最終的に合意を形成していく活動へとつながっていく」  (細川2018)
 
 



初級クラスのため、活動を始める前の注意事項を配布
 
                    
このように授業を行い発表したあとの学生たちの反応を紹介すると 
はじめは
・日本語の授業らしくない、驚き、とまどいがあった
・インタビューをしたことがない、不安だ。
・知らない人と話せるか心配だ。
・グループより一人が楽だ。

日本語の学習効果としての意見は
・日本語を使う良い機会になった。
・日本語を初めて直接に話した。
・もっと勉強したいというモチベーションになった。
・教科書では学べないことが学べた。
・日本語の実力が上がった。
・日本人の友達ができた。
・日本語への翻訳がいい勉強になった。

インタビューすることに対する意見として
・知らない人に初めてインタビューをした。
・初めてインタビューをして、いい経験になった。
・新しい出会いがあった。
・新しい知識を得た。
・いい話が聴けた。
・インタビューには調査や準備が必要なことがわかった。

授業を行った成果をまとめると
協働によるインタビュー活動は、初級の授業でも行え、大きな教育的効果をもたらした。

学生が協働の意義を実感できていた。

このように、インタビュー活動を学生に体験されることによる教育効果が大きいことを詳しく紹介してくださいました。

その後、5分の休憩を挟んで教師会の先生たちにインタビューを体験してもらために
グループ活動をしました。

「ライフインタビューを体験してみよう! 」
 


 
インタビュー時間 8分×気づきメモ 2分

インタビューの時間8分間があっというまに過ぎる感じの盛り上がりで、インタビューする学生の気持ちもある程度理解できたし、質問する相手の意外な面を発見したり、自分自身を振り返るいいきっかけとなったと思います。

           - 10分休憩 ・ お知らせ -
                 
第二部
第二部はミニ講演として、 4月に赴任されたばかりの国際交流基金の藤田智彦先生をお迎えしてライフストーリーをお話していただきました。

東大受験や地方テレビ局でのアナウンサー経験など、写真スライドを交えて、たのしく語ってくださいました。
しかし、例会の参加者が少なかったのが、とても残念です。
日本語教育の専門家として、皆さんのよき協力者として、何らかの形でお世話になるであろう藤田先生、これからもよろしくお願いいたします。

「藤田先生のライフストーリー」
 


  

例会終了後は、近くの食堂で懇親会が行われました。


 担当: 柴田

会員の皆様
 
2019年も、もう6月ですね!
早いもので、今年の折り返しも近づいてきていますが、
最近はいかがお過ごしでしょうか?
 
さて、6月の例のご案をいたします
☆第一部のテーマは「就職」です。
大学で長く日本就職担当をしている永野先生の発表になります。
先生方が知りたそうな、核心からいきなり切り込んで下さります。
 
内容をさらっとご紹介しますと、
(1)日本就職の業界は、どのようにがっているの?
(2)定をもらった生と定がもらえない生の違いは?
(3)育は?
(4)企業との就職連携ノウハウとは?
(5)際はどうなの?☞日本でく卒業生にZoomインタビ
などなど、盛りだくさんですので、 乞うご期待!
 
☆第二部のテーマは「日本語です。
釜山でも活躍されていた森田先生の発表になります。
 
フィリピンでの日本語教育の現状と課題についてお話ししていただきます。2009年から公立の中学や高校で第二外国語教育が始まって、日本語の授業も行われているとのことです。
海外経験が豊富である元国際交流基金海外派遣専門家の目線からわかりやすく、お話していただく場になると思います。必見!お見逃しなく
ご講演はZoomを通じたものになりますので、また通常とは違った感じも感じられると思います。
 
多くの皆さまのご加をお待ちしております
        
---------記----------
2019年度 釜山日本語 6月度 例
日時:6月15() 午後3時~ (受付=2時30ごろから)
場:釜山YMCA15階 韓日文化交流協
(地下線釜山鎮駅または草梁下車徒5分
 → https://goo.gl/Xq33Ks
  

容】
第一部:就職最前線
      釜山外国語大校 永野亜季先生
座談会
第二部:フィリピンの日本語教育 ~中等教育を中心に~
元国際交流基金海外派遣専門家 森田衛先生
お知らせ
   
終了後、夕食懇親を予定しています。是非ご加下さい
場所は場近くで、いて行ける食堂を予定しています
 
員の方で遠距離でスケジュルの都合がつかない場合、事前に申しみがあれば、スカイプやラインなどを使ってオンライン加も可能ですので、ご相談ください
   
  6月例青木 高橋

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4月度の例会は、釜山・嶺南地域 大学生日本語交流会 」として、4月13日(土) 東西大学(会場担当;藤原先生)にて行われました。
この交流会は「韓国大学生日本語ディベート大会運営委員」(以下、運営委員)との共同開催との共同開催でした。教師会、運営委員の先生方の勤務校の学生に声をかけてもらい、他大学の学生同士の交流、他大学の教員との交流を促進するのが目的でした。また、運営委員の企画するディベート関連の企画・大会への参加者の拡大も視野に入れた交流会でした。

当日は、学生55名、教員14名、計69名の参加者があり、とても盛会でした(司会担当;永野先生)。



交流会のスケジュールは以下の通りです。

1.開会・教員紹介など 
2.アイスブレーキング 
3.アクティブトランジッション(おもしろ面接) 
4.テーマ別懇談会(日本語学習、日本文化、日本就職、日本留学) 
5.まとめ・記念撮影

まったく知らない学生と教員が一緒に活動するので、アイスブレーキングが大切になります。グループに分かれて自己紹介した後、コミュニケーションゲームを行いました(担当;二色)。コミュニケーションの基本はアイコンタクトです。相手の目を見ながら行う拍手回しなどのゲームをしました。

その後、アクティブトランジッション(学生から社会人へ、韓国から日本へ、異なる環境へ移行した時に生じる障害を軽減するためのウォーミングアップ的活動)を実践するために、「おもしろ面接」(企画・進行担当;松崎先生)という企画を実施しました。
これは学生自身が採用担当者となり他グループの学生に面接を行うという活動です。学生は配られたカードにある人材条件、「気配りの出来る人」とか「大胆さのある人」などを見いだせるユニーク問題をグループで考え、実際に面接を行います。各グループごとに参加者は面接官と面接者両方を経験して、それぞれの「気持ち」「感じ」を経験しました。

最後の企画はテーマ別懇談会でした。参加した先生方にテーマ別に分かれた各グループに入ってもらい、そのテーマ・話題で懇談を行いました。日本で企業に勤められてた先生は就職や留学、日本語教育や日本文学が専攻の先生は日本語学習や日本文化のグループを担当しました。普段、話せない、聞けないことを熱心に質問している学生の姿が印象的でした。






以上が交流会の報告です。

参加した学生たちに感想を聞いてみると、
今まで受けたことのないワークショップの内容が新鮮だった。
他大学の学生や先生と交流できたり、普段聞けない情報が分かってよかった、など概ね好評でした。


こうした活動・取り組みは釜山・嶺南地域の日本語教育をつなぐものとして、大切な存在であると改めて認識できた交流会であり、この交流会を釜山教師会の例会として開催したことも意義のある選択だったと思います。

(4月ド例会担当;二色博樹/釜山外大)

桜も終わり、美しい新緑の季節を迎えていますが、皆さまいかがお過ごしですか。日本はゴールデンウイークで浮き立つ頃。今年は10連休で、来韓される方も多いことでしょう。


さて、5月の例会のご案内をいたします。

5月のテーマは「インタビュー」です。


第一部は、大学の日本語授業でインタビューを行った実践報告を聴いたのち、参加者の皆さまで実際にインタビューを経験してみます。


教師会には、日本を離れ、韓国で日本語を教えることになった先生方や、韓国で日本語を学んで先生を始めた方などさまざまな背景の方がいらっしゃいます。そのような皆さま一人ひとりの「ライフストーリー」を聞き、語ってみませんか。「ライフストーリー・インタビュー」は、自分以外の「ライフ」の語りに耳を傾け、自分の「ライフ」も振り返ることができる良い機会になることでしょう。皆さまの今後の教師ライフにつながる「語り」に出会えるかもしれません。


そして、第二部は国際交流基金の新任であられる藤田智彦先生によるミニ講演として、今回のテーマと関連し、「ライフストーリー」を語ってくださいます。

教師会のメンバーは何らかの形で必ずお世話になるはずの藤田先生

どんな方か気になりませんか?

実は地方テレビ局のキャスターという異色の経歴もあられるというお方です。ここでしか聞けない裏話があるかも・・・

まだ、お目にかかっていない先生方は特に外せないスケジュールとしてお見逃しなく!

今回は新しい時代「令和」として最初の例会です。

多くの皆さまのご参加をお待ちしております。


         ---------記----------


2019年度 釜山日本語教師会 5月度 例会

日時:5月18日() 午後3時~ (受付=2時30分ごろから)

会場:釜山YMCA15階 韓日文化交流協会 
(地下鉄1号線釜山鎮駅または草梁駅下車徒歩5分)

地図 → https://goo.gl/Xq33Ks

  

【内容】
第一部初級クラスにおけるインタビュー活動報告
      釜山大学校 重信三和子

   活動:ライフストリー・インタビューを体験してみよう

   

第二部:国際交流基金  藤田智彦先生ミニ講演

「藤田先生のライフストリー」

   

最後に、先生方からのお知らせなど

   

※終了後、夕食懇親会を予定しています。是非ご参加下さい。

場所は会場近くで、歩いて行ける食堂を予定しています。


会場に来られて入会された会員の方で遠距離でスケジュールの都合がつかない場合、事前に申し込みがあれば、スカイプやラインなどを使ってオンライン参加も可能ですので、ご相談ください。

   

          5月例会担当:釜山外国語大学校  柴田文武、釜山大学校 重信三和子