実は、密かに密かに養っていた犬がいたんです。
よいこマンのバス停近くに、ほとんど吹きさらしの小屋につながれた犬。
オッサンが一応、世話はしていましたが
最低限の暮らし。
水は汚く、時には空っぽ。
しかし、ウンコはほぼ毎日片付けられ、
愛されてはいないが虐待もされていない。
毎日、お水の世話をし、数分間遊び、
様子を見続けました。
一年半が過ぎた頃、その犬は明らかに痩せはじめました。
オッサンはオッサンなりに、冬は毛布を与えたり。
一度は散歩に連れ出す姿も目撃。
一応は可愛がっているようなので、
もしやオッサン、お金ないかも。
コンビニから戻ったオッサンが、自分の食べたパンのカケラを
犬に放り投げてる光景が続き、
いよいよ、禁断のエサやりを決意。
オッサンの隙を見ては、ドッグフードを食べさせ、
冬の初めには堂々と毛布も差し入れました。
ある時、私がご飯をあげていると、
とっても上品なおばさんが話しかけてきました。
「なんだかこの犬、かわいそうでねぇ・・」と。
経緯を話すと、
「譲ってくれないかしらねぇ」と。 \(゜□゜)/
どうでしょうねぇ。
という所で、バスが来たので慌しく別れました。
その日を最後に冬休みに入りました。
年末、27日に無事な姿を確認。
元旦の朝、ご飯をあげにいくと、
いない
な、なにがあった? (゜д゜;)
もしや・・・と、上品なおばさんの家に行ってみた。
ドキドキしながら「この犬の事で何かあったらいつでも来て」と、教えられていた場所に着くと、
ひときわ立派な、気品漂うおしゃれなおうち。
玄関の前には、門の外からでも解るほどの高級そうな木材で作られた
ま新しい犬小屋
その横には、犬をつなぐ用と思われる長い鎖。
しかし、犬はいません。
おばさんの話では、犬は昔に飼ったことがあるだけで、
犬の事はあまりわからない。と。
ということは、この小屋は・・・新しく用意された? あの犬のために?
さすがに、元旦から良く知らないお宅をピンポンする勇気はなく、帰りました。
新学期が始まり、またバス停へ。
犬はいません。
帰りにおばさんの家の前を通ってみました。
犬の姿はなく、小屋もない。
きっと、家の中に入れちゃったんだろう。
きっと、中にあるはずのピカピカの犬小屋セットに希望を託し、
忘れることにしました。念のため保健所の収容動物一覧ページも見たけど。(;^_^A
今朝、バス停へ向かう道で、
向こうから歩いてくるのは ( ̄□ ̄;)!!
上品なおばさんと、ひとまわり大きくなった犬(ノ´▽`)ノ
年末、私が最後に見たすぐ後に、
オッサンから犬を譲り受けたそうです。
オッサン、少し悩んだそうですがOKしたとの事。
急な話だったので、念のため後日会いに行き、本当に良いか確認もしたそうです。
結構大きいし、しつけもされてなく大変なんじゃないかと思いきや、
「お手」や「待て」も出来るようになり、
去勢手術も済んで、すっかり落ち着き
おうちの中で自由に暮らしているそうです(‐^▽^‐)
美容室にも行ったんだって
これから毎月行くんだって
あぁーーーー 良かった。(*^.^*)
にほんブログ村