さよならマエストロに関連して♬ | シリュウのブログ

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音楽あれこれ

前回のブログで、ドラマ「さよならマエストロ」(3月17日が最終回でした。)題だけサラッと書きましたが、このドラマの内容については触れませんでした。

というのは、このドラマの設定が、「リバーサルオーケストラ」に似ていたからです。

オーケストラを題材にすると、どうしても廃止されそうなオーケストラを海外で活躍している有望な指揮者が立て直すという筋書きになるしかないのですかね(-_-)

あと、オーケストラの要になるヴァイオリン奏者がいるのですが、過去のいきさつから、

演奏から遠ざかっているという設定です。

「リバーサルオーケストラ」では、指揮者を田中圭さん、ヴァイオリニストを門脇麦さんが演じていました。「さよならマエストロ」では、指揮者を西島秀俊さん、ヴァイオリニストは芦田愛菜さんでした。

ただ、「さよならマエストロ」では、「父と私のアパッシオナート」という副題がついていますので、指揮者(父)には、オーケストラを立て直すという目的の他に、ヴァイオリニストの娘との仲を取り戻すという目的があったのです。

この父娘(おやこ)の関係に影響した曲として使われたのが、メンデルスゾーンさんのヴァイオリン協奏曲でした。

そして、二人が仲直りする時に、父のピアノの伴奏で娘が演奏した曲が(別れたきっかけにもなっている)メンデルスゾーンさんのヴァイオリン協奏曲の第二楽章でした。イヤー美しい曲ですね。参ります。私は以前、楽章としては、テンポが早めのアレグロが好きですと言いましたが、この楽章はアンダンテ、でも素晴らしいですね、本当にこのような曲を残してくださり、ありがとうございました。の心境です。

 

このドラマでは、市が財政困難のおり、人気のない、オーケストラに予算を割り当てる余裕はないという背景があり、市長のセリフで「クラシックの音楽ファンは全人口の1%にも満たないそうです。」というようなのが、あったと思います。でも、こんなに良い曲もあるのです。ということで、今回の曲紹介はメンデルスゾーンさんのヴァイオリン協奏曲の第二楽章で、ヨハンナ・マルツィさんのヴァイオリン、パウル・クレッキさん指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏のものをお借りいたしますm(__)m

 

 

私は、ヴァイオリン協奏曲の中で一番知られているのは、メンデルスゾーンさんのものだと思っています。と言いますのは、第一楽章のヴァイオリンの出だしです。このメロディーを聞くと、聞いたことがあると思われる方もいるのではないでしょうか。

それでは第一楽章(アレグロ モルト アパッシオナート)も載せちゃいます。

演奏は今までに一番、生で聞いていた渡邊暁雄さん指揮の日本フィルハーモニー交響楽団、ヴァイオリンは江藤俊哉さんでYouTubeさん提供のものを、お借りいたしますm(__)m