痛みや違和感などがある身体のポイントを適切に刺激すると活性化して、身体は自ら調和を保ちます。
身体のポイントには様々な呼び方がありますが、ここでは「経絡」を主なる参考とします。
身体ポイントの刺激方法としては、灸、針、指圧などがありますが、ここでは自分のエネルギーを用います。
方法は超簡単!
利き手の指先をポイント(経絡)に集めてエネルギーを送り、反対側の掌をそのポイント(経絡)の裏側に置き、発したエネルギーを受け取るだけです。
※指先を集めてエネルギーを発すると強すぎる感じならば、指を広げて行ないます。
エネルギーを送る裏側に掌をおけない場合は、臍の下1寸(約3センチ)に、利き手ではない方の掌を置いてエネルギーを受け取ります(または、そうイメージします)。
※臍はハワイ語でpikoと称し、生命のポイントとされています。私が学んだ方法では、臍よりも1寸下をpikoとします。
“Piko in Hawaiian is another word for the navel where life begins. The symbol brings new life and purity to the world. It also represents peace, tranquility and spiritually along with a strong sense of regrowth or new beginnings. It's frequently used in a lot of designs in the Polynesian culture referring to your energy or the great energy of our Aumakua (ancestors) bringing life to earth. “
「ハワイ語のピコは、生命が始まる臍の別名です。そのシンボル(上の画像)は、新しい生命と純粋さを世界にもたらします。また平和や平穏、そして精神性を、再生や新生の強い感情と共に現します。
このシンボルは地上にもたらされるあなたのエネルギー、または私たちのアウマクア(先祖)の偉大なエネルギーを意味し、ポリネシア文化では頻繁に用いられるデザインです。」(拙訳)
上の画像と引用:https://www.facebook.com/MakauNuiCarvings/photos/this-symbol-is-the-piko-piko-in-hawaiian-is-another-word-for-the-navel-where-lif/303050470041565/
何も思わず願わず、無心で行うのが、コツです。
利き手から発せられたエネルギーが受け取る掌との間に満ちて、温かく感じたら、終えます。
※この方法は、Emissaries of Divine Lightで学んだ事を参考にしています。
※参考【古典経絡による正経12経】
「古典経絡でいう正経12経には、
上肢には、肺経、心包経、心経、大腸経、三焦経、小腸経の6経が、下肢には、脾経、肝経、腎経、胃経、胆経、膀胱経の6経が流れています。
その各経絡には正式名称がありまして、
手の太陰肺経、手の厥陰心包経、手の少陰心経、手の陽明大腸経、手の少陽三焦経、手の太陽小腸経。
足の太陰脾経、足の厥陰肝経、足の少陰腎経、足の陽明胃経、足の少陽胆経、足の太陽膀胱経。
上記のようになりますが、上肢と下肢で同じ名称のついた経絡があるのにお気づきだと思います。
これを同名経と言います。
手の太陰肺経の同名経は足の太陰脾経で、足の太陽膀胱経の同名経は手の太陽小腸経となりますね。。。
ある経絡に異常がありますと、表裏経の他に同名経にも異常が表れやすい。または治療対象経絡になるという事になります。
例えば、
首の後側から背腰部が硬く張ってしまうという症状は、太陽経の証と診て、手の太陽小腸経と足の太陽膀胱経が治療経絡となります。
また、慢性的に辛い肩コリ症状があり、腹部の募穴に診断按摩を行うと、胃経の募穴の中脘に圧迫不快感があったとすると、胃経の弱りが原因となっている肩コリと考えます。
そうしますと、背腰部では胃兪や胃倉、下肢では胃経の経穴である、足三里や陥谷などの要穴を治療穴としますが、さらに足の陽明胃経と同明経である、手の陽明大腸経からも治療を行うとさらに治療効果が高まります。」
上の画像と引用:『経絡治療の基礎理論②』
http://shiatsu-juku.com/経絡治療の基礎理論②同名経とは-指圧講習会・/
※さらに参考:表裏経
「表裏経とは、陰と陽の関係にある経絡のことで、同じ五行に属するものになります。
12経絡を陰陽に分類しますと、
五臓 → 肝・心・脾・肺・腎・(心包) ⇨ 陰の経絡
五腑 → 胆・小腸・胃・大腸・膀胱・(三焦) ⇨ 陽の経絡五行とは、木・火・土・金・水の五つの要素のことで、五行に臓腑を配当しますと、
木 → 肝・胆
火 → 心・小腸、心包・三焦
土 → 脾・胃
金 → 肺・大腸
水 → 腎・膀胱
それぞれの2つの臓腑(経絡)が、陰陽関係となり表裏経と言われるものです。
上記の分類で見ますと、肝経の表裏経は胆経となり、大腸経の表裏経は肺経となるわけです。
この表裏経の考えを基本において経絡治療を行うと良いのです。
例えば、
慢性的に胃の不調を訴えていて、顎関節痛があり、膝関節痛(膝蓋骨下縁辺り)もあるとなりますと、胃経の症状となりますが、その根っこには表裏経である脾経の弱りが根本にあるということなのです。
この場合、背腰部での治療穴は、胃兪も良いですが、脾兪の反応も必ず診なくてはいけません。
もう少し経絡治療理論を掘り下げていくと、慢性化している症状には、膀胱経1行線よりも膀胱経2行線のツボの方が、治療反応が起きることが多いため、脾経の弱りがあらわれる膀胱経2行線のツボの、意舎が治療穴となります。
また、坐骨神経痛のような痛みシビレが、下肢の膀胱経のラインにあらわれていたとすると、その根本原因は、膀胱経と表裏関係にある腎経の弱りであるということです。
この場合の治療穴は、膀胱兪も良いですが、腎兪や志室に安定持続圧を行い、下肢に十分に響かせることによって治療反応が起きるのです。」
上の画像と引用:『経絡治療の基礎理論①表裏経とは』
http://shiatsu-juku.com/経絡治療の基礎理論①表裏経とは気の思想から中/
※さらにさらに、参考:【動画『江川卓選手で話題になった「禁断のツボ」は存在するのか?】2020/09/15