「『高いほうが効きそう』という消費者の心理をついて、本当は安い原価の商品を何十倍もの値段をふっかけて販売している業者もあります。

業界の常識では、ほとんどのサプリは原価率が10%以下と言われている。これだけ原価が低いのは、大量の宣伝広告に多額の費用がかかるため。その宣伝費を確保するために原価に大幅な上乗せをしているのです。

値段の高い、天然ものは安全かもしれませんが、だからといって効果があるとは限らない」(注:法政大学教授の左巻健男氏)

 

サプリメントは『魔法の薬』ではない――。

 

『サプリは、高額なおカネをかけて飲むほどのものじゃないと思います。生活習慣の改善をせずに、『サプリさえ飲んでいれば健康になる』と安易に考えるのは大きな間違いです』(注: 武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹院長)

 

メーカーの甘い宣伝文句に踊らされ、生活習慣を見直す努力を後回しにしてはいけない。」

 

 

 

 

上の三つの画像と引用:『ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧 えっ、あれも…?巨大な健康食品市場の深い闇』週刊現代

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51559?page=6

 

 

【やみくもに選んでも効果減!量や飲み合わせに注意して】

サプリメントアドバイザー・小浦ゆきえ氏談

 

「『1日の摂取量についてきちんと把握しておきましょう。ビタミン・ミネラルに関しては日本人の食事摂取基準の上限量を超えないほうが良いでしょう。数日ならそれほど問題ないですが、上限を超える量を長期間(数か月)続けると、健康に被害が出る可能性があります。複数のサプリメントを利用する場合は、各栄養素の合計量が上限量を超えないよう、確認した方がいいですね。

その他の成分も、多ければよいというわけではありません。また一方で少なすぎても目的とする効果が得られません。この成分の適量はどのくらいなのかということを確認してから、製品を選ぶようにしましょう』

 

また、『サプリメントは食品だから安全』と考えている方が多いかもしれませんが、組み合わせによっては無駄になったり効果を強めたりすることがあるそうです。

『例えば、脂質の消化・吸収を抑えるような成分と脂溶性ビタミンを一緒に摂ると、脂溶性ビタミンの吸収率も下がってしまいます。こういう場合は、飲むタイミングをずらした方がいいですね。お薬との組み合わせでも、効きすぎたり、効きにくくなることもあるので、服薬中の方はサプリメントを利用する前に必ず薬剤師さんに確認しましょう。

基本的にはお薬もサプリメントも、『何種類までにしなければならない』ということはありません。ただ、サプリメントの多くは『目的の栄養素+添加物』で作られています。なので、むやみに種類を増やすと、添加物を摂る量も増えてしまいます。また、使い切れなかった成分を排泄するために腎臓や肝臓などに負担がかかってしまうことがある点も、覚えておいてください』」

 

引用:『何種類まで飲んでOK? サプリメントの素朴な疑問Q&A』

https://housefoods-group.com/activity/e-mag/magazine/32.html