我神仏を尊べども、神仏に頼らず | 夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

人にはもともと自然からいただいた素晴らし能力が潜在しています。それは、すでに日常の生活に根付いている生活レベルの文化の中にあるのです。武道文化を活かし、さらなる可能性を・・眠っている潜在能力を開発する。「気」という世界観は、武道文化の中に眠っています。

このお言葉、宮本武蔵の名言です。

まさに真理。

神仏を尊ぶ精神は、日本の大切な心です。

日本には、たくさんの神様、仏様が祭られています、その全てを尊ぶ心を持って

日々の生活を送らさせて頂いています。

 

神社仏閣は、管理者のいないところもたくさんありますが、

その全ては町の人の心で守られ、存続してきています。

よく仕事で山間の地域を通りがかりますが、5分と掛からない間に

鳥居や神社の森に出くわすものです。

 

多くの方々の、心がこの神社や森を守って来たのだという事を知ります。

感じます。

町中にいれば、なかなか起こらない心です。しかし、守られているものを見させていただければそこにある

心を感じる事もある、できる。

多くの、街中に住んでおられる方方は、信仰心を失いかけています?

 

日本人は、多くの神様仏様に見守られて守られてきたのです。

その心を尊ぶのは当たり前です。

そして、守って来た方々に感謝する事もある。

日本が日本らしい‥そういうところではないでしょうか?

 

おんぶにだっこではないのです・・、やってもらえないからではない。

何かに感謝する心を忘れてはいけません。

拠り所とは、そういう事です。

 

教えて頂いたから、今がある。それは、教えて頂いたから・・気づいたのは自分だから?関係ない?

ではなく・・古に学ぶ事ができたから・・神仏の教えに触れる事ができたから、今を迎える事ができました。

そんな心が・・・

「我神仏を尊ぶとも、神仏に頼らず。」

となる。

 

道は、己が切り開く。

その勇気、その心が無ければ・・頼っていて・・誰かのそばにいるから・・安心しているのであれば・・

それは、前進ではなく後退です。

出来ないときは、素直に教えに耳を傾ける・・それが、謙虚な心。

そして、素直に実行して行く。

 

そうすれば、感謝せずにはいられなくなる。

 

自分で、気づいて初めて・・・「感謝の念が湧くのでしょう。」

 

離れれば、その思いの深さに感謝できるモノです。

神仏が近くにいるはずがない。

どう近づく事ができるのか・・・その事を学ぶ過程こそは・・

尊ぶ心から興るのではないでしょうか。

 

そう、宮本武蔵先師は一生修行者である事を望む

そう自覚しておられたのでしょう。