『おいしいぶどうのパン食べよ♪』 -50ページ目

けっこうです。




私は、よく足をつる。





足をつるのってクセになるみたいで、つりやすいカラダになるって聞いたことがある。






今まで隠してたけど・・・






実は私、そんなカラダなの。






黙っててごめんなさい。






ただ、私をこんなカラダにしたアイツが憎い。









忘れたくても忘れられない。






そう、あれは・・・





今を遡ること○年前、中学1年の春のことでした。





今となっては理由すら謎ですが、なぜか私は水泳部に入部しました。





まぁ実のところ、私は3歳からスイミングスクールに通わされて・・・






いや、スイミングスクールに通っておりました。






そう、通わせていただくという概念。








その因果があったのかなかったのか、とにかく水泳部に入部したのです。







どこにでもあるような、平凡な公立の中学校なので、当然プールは屋外にあります。










と、ここからです。









なんと、我が校の水泳部のプール開きは4月だというじゃありませんか!






遅くても、ゴールデンイーク・・・






いや、ゴールデンウィーク明けには皆さん泳いでいらっしゃるとか。






恐るべし水泳部。






侮るなかれ水泳部。







いくら準備運動をガッツリやったところで、水温は上がるはずもありません。






10℃そこそこの冷水に私の足は、秒殺つりまくりでございます。






それから私の足つり人生が始まったわけなのですが、人間ってば逞しい生き物ですね。






慣れる。







超過酷な状況下での私は、足をつっていても泳げるようになっていました。






最終的には両足つったまま泳いでましたけど、何か?







今となっては、いい思い出・・・なのか?





天気の良くない日に、古傷が痛むとかよく言いますが、私の場合もそんな感じで足をつります。






だからって、足をつりながら『あぁぁぁ~懐かしいなぁ~』とは全く思いません。






しいて言うなら










『血行悪くね?』です。



ほっとけってば




自意識。





主観的。








『自分は特別』と思った瞬間、人は自分を見失うのだとか。






っつか、見失ってみたいものだ。





自分の不甲斐なさには、過剰なまでに自覚アリな私。





見失い方の教えを請いたいぐらいです。






なんかさ、たまに鼻につくような自信満々なヒトっているじゃない?





『俺様』的な。





私の仕事関係にもいますとも。





大概、イラッ!とさせてくれる人が。







でも私は、そんなヒト嫌いじゃないです。





『あぁ~この人、見失ってる見失ってるぅ~』





っと、内心ほくそ笑んでますから。





そして、そのお方は結構な割合で『覚え間違い』を披露してくれる。





ここで重要なのは『言い間違い』ではなく、完璧に『覚え間違い』なところ。





普通に考えて、ありえないでしょ!という『覚え間違い』が多いのです。





「もうすぐ連休だね」





「あぁ~そうですね」





「どっか行ったりするの?『ゴールデンイーク』」





えっ?? 何て??





「と、特にないですけど・・・」





「あぁ、そうなの?せっかく『ゴールデンイーク』なのにもったいないね」




あっ、また言った。





「えぇ、まぁ・・・。いや、休みがとれるかもわからないので・・・」





しばらくぶりにお会いしても





「どう?休みとれそう?『ゴールデンイーク』」





また『イーク』か。





「そういえば、あそこの○○って店さぁ、飲食『ペース』広くなった?」





それは『スペース』のことですか?







きっと誰も指摘しないんだろうな。







もちろん私も指摘しませんけど。








だっておもしろいし。








きっと、みんなもそうなんだろうな。







知らぬが仏。



なつかしやぁ~




幼さゆえの愚行。





私は幼少の頃、いろいろな習い事をさせられ・・・




あ、違った。




いろいろな習い事に通っていました。




っと言っても、自ら望んだ習い事はことごとく『母』という壁に阻まれましたが。





ただその中でも、ピアノ教室に通うことに関してだけは、なぜか母OKが出たのです。





いとこのお姉ちゃんが通ってるとこと一緒だったらという条件付きで。





そりゃまぁ~たいそう喜びましたよ。




なにせ、我が家には電子オルガンしかありませんでしたが、子供なりに弾いて唄って大騒ぎの毎日をすでに過ごしていたのですから。






我が家に電子オルガンがあったのは、何でも私が生まれるずっと前、母が保育士をしていたからという、全く笑いの要素もない理由から。






そして、数年後。





思春期になった私は、褒めてもくれない先生のもとでは楽しく学ぶことができなくなりました。





そしてそのままフェイドアウト。







いや、ドロップアウト。








もはやアウトローですわ。







やさぐれました。






習い事なんて全部投げ出しました。









もちろん進研○ミも。










でもその後、知ったんです。






母がピアノに限ってOKを出した理由を・・・。








『ピアノだから、ピアノだからこそOKしたのよ。それなのに辞めちゃうなんて』







ん? どゆこと??







『ホントは、バイオリンを習わせたかった』(父談)











ぬ? もしや・・・








ただ、父の思い通りにさせたくなかっただけ・・・なのか?








まぁそんなわけで、母の気持ちも父の望みも聞かずに、ここまで育ってしまいました。






でも今になって、ちょっぴり後悔。









あのまま続けてたら今頃は、メンタル的にもテクニック的にもすばらしいピアニストになってただろうなと。

























いや、それはないわ。






私の辞書にない言葉は『努力』と『清楚』ですから。