ごちゃドバDay!! ~ぶどうの実が混ざり合って房になる~ | ブドウニッキ

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地域に根ざした子育て支援をモットーに日々奮闘している「ぶどうの木Ink.」のスタッフによる気ままなブログです♪

7月1日は市政記念日のため、小学校もお休みでもも組さんから学童さんまでがぶどうの実に大集合!そこでクラスを越えてみんなで関わり合おうと「ごちゃドバDay」を開催しました音譜

子どもたち一人ひとりが無理なく、興味や関心に応じて自然に関わり合える機会にしたいという思いから、大人だけでなく、学童の子どもたちにも協力してもらい、コーナーを設定しました。

さあ、自分の好きな場所へ!ごちゃドバDayスタートビックリマーク



●もも組さんとのふれあいコーナー

「ももさんのお世話したい!」、「ももさんに遊びにいってもいい?」
日常の生活の中で、みかん組や学童の子どもたちからそんな声が聞こえてきます。そんな子どもたちにとって、ここはももさんとふれあえる安らぎの場所。でも、最初はうれしすぎて、無理に抱っこしようとしたり、関わり方がわからず強引になってしまったり、もも組さんにとってはいつもの安らぎの場所がどうしちゃったんだろと不安になって泣き出す子もいたと思います。それでもあの手この手でもも組さんを笑顔にしようとはりきる子どもたちの姿がありました。関わりを通してどうしてあげたらうれしいのか年上の子たちは考えていたと思います。そんな気持ちがももさんにも伝わったのかだんだんと自然な関わりができ、微笑ましい様子が見られましたキラキラ

    

  


●ボールプールとマットコーナー

憩いの場として用意したこのコーナー。ボールプールに入ったり、マットの上に転がったり、思い思いに遊びを楽しんでいました。同じクラスの子だけで遊んでいる時と他のクラスの子が入ってきた時とで遊び方や関わり方に変化が見られたのが印象的でした。いちご、りんごさんが遊べるようにボールをプールに入れてあげたり、頭の上にのせてあげたりするお兄さん、お姉さんの姿や少しはしゃいで遊ぶ年上の子に刺激を受けて同じようにボールを投げたり、マットを転げたりする子の姿も見られました。

  
  


●ごちゃまぜ製作コーナー

絵を描いたり、作ったりするのが好きな子にとっては絶好の場!バックや飾りを作ったり、ビニール傘にお絵かきしたり、夢中になって取り組んでいました。1人ひとりが夢中になって製作したものや描いたものを合わせるとぶどうの実に水族館が出現しました。個性的なお魚や作品がたくさん生まれました音譜

  
  





●プラレールコーナー ~線路は続くよどこまでも~

どのクラスにも大人気のプラレール。今回は学童の子どもたちの力を借りて、わくわくするようなプラレールコーナーが完成しました。年下の子が楽しめるように前日からレゴブロックを使ってトンネルを作るなど、学童さんの力が光りました。そのトンネルを慎重にくぐりながら、トンネル抜ければ笑顔になる子どもたちの姿がありました。プラレールコーナーに顔を出したもも組さん。トンネルを壊してしまっても、「トンネルこわれちゃった、またつくればいいよ」と言いながらそんなもも組さんに微笑ましく見守るお兄さんたちの姿がありました。

  

  



●学童の子どもたちによるお楽しみコーナー

今回学童の高学年の子どもたちが中心になって乳児から幼児そして学童の子までが楽しめるコーナーをたくさん用意してくれました。ボーリングや宝探し、カルタ、けん玉、縄跳びなど魅力的なコーナーがたくさんあり、「こんどは~いこう!」とわくわくしながら動きまわる子どもたちの姿が見られました爆笑

実は、みんなに楽しんでもらおうと数日前から準備を進める学童の子どもたち。
みかん組の子どもたちならできるけど、いちご組やりんご組の子どもたちにとっては難しいかもしれない。そんな試行錯誤を続ける様子もありました。

「宝探し」を担当する子たちは、はじめ「文字探し」をしようと考えていたようで、数日前にみかんの部屋に来て、「みかんの子たちみんなひらがな読める?」と調査をしにきていました。「半分くらいかな?」と答えると、「え~、それじゃあ当日までに読めるようにしておいてね」と言って戻っていきました(笑)しかし、そのあと宝探しの仕方を真剣に考えたようです。最終的に子どもたちが導き出した答えは、それぞれのクラスのマーク(もも、いちご、りんご、みかん、ぶどう)のイラストを隠すということでしたひらめき電球

ボーリングコーナーでは、ピンまでの距離を変えてあげたり、投げるか蹴るかを選択できたりするなど工夫をしていました。乳幼児の子がたくさん倒すと自分のことのように喜んで声をかけていたのも印象的でしたキラキラ

けん玉コーナーでは、手作りのけん玉が用意されていて、遊び方をやさしくレクチャーする姿が見られ、微笑ましく感じましたニコニコ

かるたのコーナーではぶどうの先生たちの顔写真をかるたのカードにして、先生の名前を聞けば誰でも取れるように工夫されていました。そのため、みんなごちゃまぜで盛り上がっていましたニコニコ

当日を迎えるまで小さい子も楽しむためにはどうしたらいいか真剣に考え準備をしていました。そして当日、蓋を開けてみたらどのコーナーも大盛況!乳幼児の子だけでなく、学童の子どもたちも列ができるほどの盛り上がりを見せていました。大人以上の子どもたちの発想やみんなに楽しんでもらいたいと思う学童の子どもたちの思いに感動させられました。

ボーリングコーナー!
  


  

こま、けん玉コーナー!


カルタコーナー!
  



折り紙で折ったたくさんの景品も用意されていて、みんなうれしそうに選んでいいましたラブラブ



日常の生活の中では、年上の子たちからは「ももさとあそびたい」、「いちごりんごさんのおへやにいっもいい」という声が聞こえてくる反面、年下の子の中には「みかんさんこわいな」、「がくどうさんこわいな」と感じている子もいると思います。それは実際に関わる時間が短かったり、イメージが先行してしまったりしているからかもしれません。しかし、今回クラスの壁を超えて関わり合うことで、自分のことを弟や妹のように気にかけてくれたり、またお兄さんやお姉さんのように慕ってくれたりするお互いの存在に少しでも気がつく場面があったのではないかと思います。それがきっと自分は一人じゃないと思える安心感に繋がっていくと信じています。

ときどき、学童やみかんの子どもたちにその子たちがももさんやいちごさんだった頃の話をすると照れながらもとても嬉しそうな表情を浮かべています。自分が小さかった頃に十分に受け止められた経験が、今度は人のために何かをしたい、人を喜ばせたいという気持ちに繋がってきているように思います。ぶどうの子どもたちみんなが楽しめるにはどうしたらいいかを真剣にそして自分たちもおもしろがりながら考える学童の子どもたちの姿を見てそんなことを感じました。それはきっと子どもたち同士で感じ合っていることなのかもしれません。お互いに刺激し合って成長していく子どもたちの存在が頼もしく思います。

今回のごちゃドバDayをきっかけに、さらに日常の生活の中にごちゃドバで関わり合える環境をたくさん築いていけたらいいなと思っています。そのために「〜したい」と望む子どもたちの声に耳を傾けていきたいと思います。

ごちゃドバの中で子どもも大人もともに育ち合い、一つひとつしっかりと寄り添いながら大きなぶどうが実っていきますようにぶどう