ブッダの耳たぶ -34ページ目
駒込から歩いて10分ほどのところにある旧古河庭園
ジョサイア・コンドルが設計したお家。
コンドルさん、相変わらず、えらい家建ててますな。

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んー、私は岩崎邸のほうが好きだな。
さっそく家に入ろうと思ったのだが、
ここは予約制だったらしい…、ええ…、失敗。

入れず、窓から部屋の中をむりやりのぞく。
ガラスごしに見えたこの部屋。
おー。この床、デビットリンチみたい。トリップ。

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予約制なんかにせず、家に入れとくれ。
…しかたない、家の前に広がるバラ園を見るか。
英国風のバラのお庭。
見頃が終わりに近いのか、バラはチラホラという感じだった。

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それにしても、バラの名前っておかしい。
クリスチャンディオール、プリンセスミチコ、ピンクパンサー、伊豆の踊り子、などなど
勝手な名前つけ放題だ。

古河邸とバラをメインに見にきたつもりが、
それより、この敷地の奥にある日本庭園が楽しかった。

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ゲゲゲの鬼太郎っぽい世界。
私、ついこないだまで、“いったんもめん”を“いったんもんめ”だと思ってた。

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このもさもさ草、かわいいな。コケもいいな。

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この木のうねりもいいな。

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そーいえば、水木しげる先生のこれ、読みたい。
「コケカキイキイ」 なんだこの生き物、1枚目のホットケーキみたいな焼き目の模様だ。

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この世に未練を残しつつ死んでしまった4つの魂が“コケカキイキイ”という実体のある
神様として蘇えり日本社会の矛盾をどんどん破壊し世直しを計るというお話らしい。
興味深い。

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んで、最後に亀さん。ここのお庭の池には亀がうようよしてた。うう…。

なにやら立派な、日本庭園だと思ったら
植治さん(庭師・小川治兵衛)の庭だった。
あれ?私、植治の庭の本持ってたよな…。どこにしまったっけ?

この日は今にも雨がふりそうな曇りの日だった。
太陽があればこの庭はどんなふうに見えたのかなあ…。

次また駒込に来たときは、六義園に行ってみたい。




いつも家の近所では工事が多い。
通勤に使うバス停にたとりつくまで
3人の工事現場の交通誘導員のおじさんに出会った。

第1誘導おじさんは
横断歩道の向こうから、こっちだよっと手招きをしている、
信号が赤だというのに…。
そして、私を信号無視への道へと導いた。
一人目イラ終了…

第2誘導おじさんは
道を手で示し、その腕を旋回させ、
華麗に私を誘導する。得意気に。
しかし、私の行きたい道はそちらではない。あっちなんです。
こちらも華麗にその腕の旋回を完全無視し、逆の道へ。
二人目イライラ終了…

第3誘導おじさんは
私があきらかに信号を待っている姿にも関わらず
「待ってくださいね~」っと目の前にドーンと立ちはだかる。
待ってますよ、あなたに言われなくても。
三人目イライライラ終了…

ふがー、ふがー。
バス停までのたった5分もしない間に、
こんなハードルがあるとは…
ぐりぐりーっ

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秦基博のカブトムシ



もう、約10年前か…
aikoのカブトムシの曲は切なくて
素直に、ずしっと入ってきた曲。
モノクロのPVも印象的で。

でも、ほんとの意味がよくわからないのです。

「どうしたはやく言ってしまえ」
うん、そう。
そうだ、そりゃー、そう言われても弱いよ。
ん?でも、… 何を言うのだ?
その気持ちわかるよーな、わからないよーな。
この二人はもう一緒にはいないんだよね?

ここに深い安らぎはあるのだろうか。
カブトムシよ
きのう会社の人と飲んだ。
帰り道、あー、あんなこと言わなければよかったのに…
などと思ったりした。

会社の人など、ほどよい距離感の人たちと話すときは
出しすぎてはいけない、入りすぎてはいけない、と
どこか気を使う。

で、

この本のことを思い出した。
「言わなければよかったのに日記」深沢七郎

ブッダの耳たぶ

文章の中に出てくる固有名詞が理解できず、
内容のマニアックさに途中でよくわからなくなり
読み終えることのできなかった本。

文学少女というものに昔はひどく憧れたが、
活字を読むということがとてつもなく苦手。
だから言葉より視覚で何ごと判断してしまう。
勉強も視覚で覚えていた。
じーーっと、単語を見て脳に転写するイメージで覚えていた。
本をガン見する姿は異様だったかも。

そんな積み重ねが、この会話のヘタさにつながり、
感じたことと言葉のスピードがまったく合わず、喋れない。
だから、早口の人をみると脳の中の伝達物質と口がつながって見える。

とはいえ、子供のころから言葉が苦手だったらしく、
言葉が喋れるはずの歳になっても
お腹空いた、眠い、などの欲求すべてを
ウーウーとうなって訴えていたらしい。

この本はもちろん深沢七朗の本として高い評価なのだが、
実は内容よりも本の表紙(字のデザイン)に興味ひかれて買った。
この表紙の字がなんだか気になってしかたなかった。

この字の主は “佐野繁次郎”
すばらしい装幀をすることで有名な人だった。
http://www.geocities.jp/sumus_livres/sano.htm

土門拳の写真集「ヒロシマ」の文字も印象深い。

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それしても、この「言わなければよかったのに日記」を
理解できるような教養を身につけたいものだ。
今、読んだら少しはわかるかな。
ふたたび読んでみよう。