占星術では星座のことを「サイン」と呼ぶそうです。
占星術の先生が当たり前のように使う言葉に「…え?なんで?
」と、イチイチ反応する私…










星座って英語で「constellation」。
「constellation(コンステレーション)」はラテン語の「con-(共に)」と「stella(星)」という2つの言葉が組み合わさった単語。
いくつもの星を線で結んで集合体にする言葉のイメージが好きです

そんな素敵な単語を差し置いて、なぜ占星術では「サイン(sign)」と呼ぶのだろう?と疑問に思った次第です









Googleさんに聞いてみました。
曰く、
- constellation:天文学的な文脈で使われる、星々が形成する図形を指す。
- zodiac sign(star sign):占星術における黄道十二星座を指し、個人の生まれた月日に基づく。
だそうです。
つまり占星術で使うのは、図形としての星座(constellation)ではなく、十二の方角(zodiac)の意味(sign)なので、サインと呼ぶらしい。
「星座」っていう単語を使うっているとどうしてもカニや双子や獅子などの神話のイメージが先に来ますが、実は方角が持つエネルギーが大事だと「サイン」という言葉に込められているように思います。








で、改めて黄道十二星座(サイン)の記号を眺めてみると、なんだか不思議な感覚が湧きました。
黄道十二星座(サイン)は、牡羊座♈から始まり、反時計回りに、牡牛座♉、双子座♊、そのままぐるりと回って最後に魚座♓となります。
サインの記号から得られる感覚はこんな印象です。
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牡羊座♈ 無から生まれた発芽の図形
牡牛座♉ 安定して2つの芽が伸び始めた図形
双子座♊ 2つの芽が茎まで成長した図形
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蟹座 ♋ 2つの茎が交わってる図形
獅子座♌ 生まれた生命体が起き上がっている図形
乙女座♍ 成長した生命体が内側にエネルギーを使っている図形
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天秤座♎ 新たな生命体を孕んでいる図形
蠍座 ♏ 新たな生命体が母体の生命体を突き破って外に向かってエネルギーを使っている図形
射手座♐ 新たな生命体が何事かの影響力を外に発している図形
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山羊座♑ 半分(上半身)は生命体で、もう半分(下半身)は死の世界に入っている図形
水瓶座♒ 死の世界で下流に向かって流れていっている状態
魚座 ♓ 死の世界で終わった状態
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なんとなく四柱推命のバイオリズムに似ているな、と

サインの記号 四柱推命の十二運
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牡羊座 ♈ 胎
牡牛座 ♉ 養
双子座 ♊ 長生
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蟹座 ♋ 沐浴
獅子座 ♌ 冠帯
乙女座 ♍ 健禄
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天秤座 ♎ 帝旺
蠍座 ♏ 衰
射手座 ♐ 病
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山羊座 ♑ 死
水瓶座 ♒ 墓
魚座 ♓ 絶
占星術のサインと四柱推命の十二運は、完全に一致するわけではないようです。
が、人生の流れや人の成長段階を示すという点で共通する要素があると感じられるのが面白いです。