『書籍「もしドラ」を読んだ感想3』の続きです。
1回目は、組織の定義と顧客について考えました。
2回目は、デザイン思考とマーケティング・リサーチについて考えました。
3回目は、強みを結びつけることと通訳について考えました。
今回は、強みを生かし、イノベーションを進め、社会の問題について貢献することについてです。
(自分勝手に書いたので、ヒジョーに乱文です)
強みを生かすこと
(p128)
強みを生かすこととは、得意なことを生かせる課題を与えること
みなみさんは「野球部の練習を魅力的なものにして、部員たちが進んで参加できるようにする」という課題を秀才のマネージャーに与えた。
さて、その課題解決のヒントは、ふとした一言。
「浅野くんも、試合になるとサボりはしないのよね」
試合にあって練習にないものとは?
それを専門家(野球部監督)と大秀才(マネージャー)が二人で話し合って、ポイントを浮かび上がらせ、他の部員たちにも尋ねながら3つの要素に絞り込んだ。
(p129)
試合にあって練習にない要素
1。競走
2。結果
3。責任
これを練習方法を作るベースとなる考え方として置いた。
(p132-p134)
ただし新しいものは初めからうまくいかないもので、不手際や予想外のことは起こるもの。
しかし部員からの反発はない。
これは部員たちに変化を求める機運が高まっていたからで、やる気に火をつけられて、それをぶつけられる場を求めていたから。
つまり準備ができていたから。
常に準備しておくって大事
ここで、洗練されていない練習方法の改善に取り組んでいく。
必要なものは、
1。分析;毎日の練習の振り返りをする
2。総合;出てきた改革案を練習の中に取り込んでいく
3。管理;設定された目標に対して部員たち自身が練習方法を決め、自己管理する
4。道具;野球道具、パソコン、インターネット、携帯電話
自己管理によって与えられた責任が、働きがいにつながる。
(p 139)
「自分の仕事が組織の成果に結びついている」と実感できなければ、働きがいも生まれない。
そこで、ロードワークの成績推移のグラフなど、情報のフィードバックは欠かさなかった。
そうしていくうちに、フィードバックや勉強会など、ミーティングに割かれる時間は必然的に増えることになる
この流れが強みが伸びていく光景
イノベーション
(p142-p144)
ドラッカー曰く、
「マーケティング・リサーチだけでは企業としての成功はない。(中略)
そこに存在しうるものは、手数料をもらうだけのブローカーか、何の価値も生まない投機家である。(中略)
成長と変化(中略)。
より大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない。」
またドラッカー曰く、
「イノベーションとは、科学や技術そのものではなく価値である。
組織の中ではなく、組織の外にもたらす変化である。
イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。」
またまたドラッカー曰く、
「イノベーションの戦略は、既存のものはすべて陳腐化すると仮定する。
したがって既存事業についての戦略の指針が、よりよくより多くのものであるとすれば、
イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならない。」
またまたまたドラッカー曰く、
「イノベーションの戦略の一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てること。
イノベーションを行う組織は、機能を守るために時間と資源を使わない。
昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいものために解放できる。」
(p145)
「何を捨てるか」
小説では「ノーバント・ノーボール作戦」として出てくる。
言い換えると「断捨離」
けれど、それを見つけて決断するのって結構大変。
社会の問題についての貢献
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- 一人ひとりの強みを生かすことを念頭に、
- 得意なことを生かせる課題を与え、
- これまでにない要素を入れた新しい活動を提案し、
- 改善を進め、
- フィードバックにより強みを伸ばし、
- 古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨て、
- より新しくより違ったものを作り、
- 組織の外に変化をもたらし、
- 社会の問題について貢献する、
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