先日、竹橋のクシガーデンさん主催イベント
パトリシオ ガルシア デ・パレデス先生による講演会
「マクロビオティックと放射能」に行ってきました!
震災後、関東近辺でも高い数値が検出されたりと
いろいろと心配がつきないトピックです
そこで、マクロビオティックではどうとらえて対処していくかを
お勉強してきました
まずは、あたりまえですが
健康であることが大事ということ
人間の体は健康であれば、今関東で検出されている程度の放射線量であれば
中和することができるそうです
病気だったり、体が弱っていたりすると、影響も大きいので
お年寄りなんかは気をつけた方がよいのですね
そして、健康な体は排泄力が高い!
体に放射性物質が入ってしまったとしても
早く、体外に排泄できればいいのです
そこで食事のバランスに気をつけることで
体を強くし、放射性物質がたまらない体をつくることがポイント
健康で血液の質がよければ細胞が強くなり
免疫力が強くなる
そういった体をつくるのに
マクロビオティックの食事がおすすめなのです
とはいえ特に難しいことではなく
基本のマクロビオティック食で十分有効とのこと
マクロビオティックの基本といえば
■全粒穀物
玄米をはじめとした精製されていない穀物ですね
これらのものは、ミネラルバランスに優れていて
食物繊維が多いのが特徴。
精製したものを多くとっていると、繊維が不足してしまいます
そうすると、食物が体内に留まる時間が長くなる
つまり放射性物質のはいったものを食べた場合
放射性物質が体にたまりやすくなり、体の奥の方にはいってしまうのだそう!
怖いですねー・・・
■野菜
当然ながら栄養バランスをとるのに野菜は有効
有機野菜であれば栄養価も高いのでよりよいですね
野菜をとるうえでの注意点は、陰性の強い南国原産の野菜などは
とりすぎないほうがよいとのこと
陰性の野菜とは、ナス科の植物である
ナス、トマト、じゃがいも、サツマイモ
あとは南国原産のものだとアボガドとか、、、夏野菜系をイメージすると
わかりやすいでしょうか
また生食も陰性なので、火で調理した方がよいそうです
それでも、生食したいという場合は塩水で洗うとまだよいですよ
■発酵食品
伝統的な野菜のお漬け物、梅干しなど
発酵食品がもつ酵素が体によく
血液を強くするのにも有効なのだそうです
ただ、伝統的な製法できちんと発酵させていることが大事!
スーパーなどで売っているお漬けものはなんとお砂糖が使われていて
そういったものは残念ながら効果がないのです
成分表示を見るとけっこうはいってますよね、精製糖的なもの・・・
精製された砂糖は大事なミネラルを体の外にだしてしまう作用があるので
控えた方がよいのです
さらに発酵食品は整腸作用があるのも体によいポイント
腸が強くなると、栄養の吸収がよくなり、
そうなると血液がよくなって、さらには細胞が強くなるのです!
反対に腸が弱くなるとどうなるか・・・わかりますよね?
そう、そして腸の状態は髪にあらわれるそうで
腸が弱ると抜け毛が増えるんですって!
だからガンで放射線治療をされてる人は腸が弱ってしまい
毛がぬけてしまうんだそうです
がーん・・・
あ、ダジャレじゃないです(><)
発酵食品といえば、調味料である
醤油、お味噌もとても重要で
とくにお味噌は本当に放射能対策には効果が高く
これは長崎の原発のときにもお味噌が有効であった逸話がありました
それはまた長くなるので別の機会に・・・
これも漬け物同様、しっかりと長時間熟成させて発酵しているものでないと
残念ながら効果は期待できません
ちょっとくらい高くても調味料は本物をお求めくださいね
お味噌もお醤油も2年熟成以上のものがよいとのことです
■海藻
海藻はミネラルが多く、特に放射能対策でいうならば昆布がおすすめ!
昆布に含まれる「アルギン酸ナトリウム」という成分
これは昆布を水につけたときにでるネバネバ成分のことで
このアルギン酸ナトリウムが体に悪いものを吸収させない働きがあって
放射性物質とくっついて体外に排出してしまうそう
となると昆布だしのお味噌汁なんか最高ですよね!!!
ビバ日本の伝統食!
ちょっと感動してきませんか?w
■豆類
特に放射能対策には小豆
小豆は生命力の要である腎臓が強くなるといわれています
また、大豆加工食品は全般的によいそう!
お味噌も大豆ですね
また、大豆発酵食品の納豆もとてもよいとおっしゃってました
と、これらの基本的な食品を中心にバランスよくお食事されるのがオススメ!
日本の伝統的な食事が放射能対策にこんなによいなんて
なんだか皮肉のような気もしなくはないですが
ありがたいことでもありますよね
そして、これらの食品も決してとりすぎる必要なないと何度もおっしゃってました
ふつうの量を日々とるだけで充分なのですね
さらに、控えがほうがよいものも教わりました
▼強い陰性のもの
・トロピカルフルーツ
・柑橘類
・白砂糖
▼動物性食品
動物性のものは消化が難しいので体にたまりやすく
体の中で腐りやすいのです
すると体が酸性に傾きやすく、血液の質が悪くなってしまうのですね
血液の質が悪くなると、、、はもうお話しましたね
また、動物性食品は脂肪が多いのも心配です
メタボリックや体脂肪がたまったところには
放射性物質もたまりやすいそう
たまに動物性のものを食べるとしても
白身魚や脂肪の少ないシーフードがおすすめですよ
また、大きな動物(牛、まぐろなどなど)はその動物自体が
食物連鎖の上のほうにいるので
放射性物質がたまりやすいのです
そういう側面からも、とるならできるだけ白身魚や貝類などの
シーフードがいいわけですね
特別、極端な食事を徹底しなくても
できる範囲でこういった食品、食べ方をとりいれていくだけでも
体にはよい影響があるとのことなので
できる範囲でとりいれたいですね
そして、体に悪いものをとってしまっても
どんどん流せる体になればいいわけです!
今回は改めて、マクロビオティックのよさを実感するよい機会でした
そしてパトリシオ先生はなんだか妖精のように
透明感があっておやさしい雰囲気のすてきなお方でした!
とってもいいオーラをもらえて元気になった気がします!
参加してよかったです♪