人を見られた話 | ANKOのブログ

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バラが大好き。漫画家です。

ガソリンスタンドで。

 

「この車、右の前タイヤだけ空気がずいぶん抜けてますよ」

と、とても親切なお兄さんがにこやかに言うので

「ええっ??」と 高齢ドライバーは驚きますわ。。

 

夫が先月タイヤを換えて、空気圧もちゃんと調整してくれたはず。

「ちょっと外して調べて見ましょう、10分ぐらいですよ」

 

お兄さんは、タイヤを丁寧に説明してくれて、

釘も何も刺さってない、空気入れバルブのところの劣化もない、

ていねいに爽やかににこやかにわかりやすく説明。

 

「結論は、タイヤの劣化です。」

 

気弱な高齢者は、「いくらぐらいかかるの?」と訊ねる。

「4月までセールで安かったんです、が、まだワンセット在庫が

 残ってるかもです。」

 

見積もりも提示され・・・

「家の者に聞いてからお返事します」と答え まだその時点でも

私は タイヤを換える気 まんまんでした。

 

夫に電話。

 

夫、ちょっと呆れた口ぶりで

「タイヤの前後は毎年取り替えて換えてるんだから、

右だけ空気が抜けるというのは、それは何か

別の欠陥が車にある可能性としか思えないから」

夫「まず、いつもの車屋さんにすぐ診てもらいなさい」。

 

と言うわけで 馴染みの本好き車屋さんに電話。

 

「ハーイ、ごきげんよう!!!!Sさん、きてきて〜〜すぐきて==」

テンション高い車屋の奥さんなんです。

 

工場で調べてもらったら、「大丈夫!!あとワンシーズンは大丈夫よ!!!」

 

「スタンドの言うことなんか信じちゃだめ!!!!

 人を見るんだから。」

 

つまりそれは 高齢者に余ったタイヤを買わせようとする「お仕事」。

スタンドのお兄さん、とても親切だったのは

最初からそういうわけか・・・

 

オイラ何十年 生きてんだかね。