私は四人兄弟。
私には弟が二人います。
上の弟は二歳違い。H弟と言います。
宮古市で一人暮らし。
H弟は免許を返納して足がないから、母の面会、保険屋との交渉等
私が盛岡から約1時間半かけてでかけ 用足しをしてます。
先々週の 母との面会の時。H弟と行きました。
母はずいぶん弱っていて食欲も減り
突然の嘔吐も繰り返し、もう何があっても
覚悟していてください、と特養スタッフに言われました。
それを妹と末の弟にメールしました。
先週、妹と末の弟は面会に来ました。
母は持ち直して、元気になり、大声をあげていたとのこと。
母は、末の弟を産んだ時から 末弟をとてもとても可愛がり、
そのお嫁さんも可愛がり、
まったく私とH弟との時と違ったのでした。
母は今年90歳になります。
私のことも、ずっと一人で面倒を見てくれていたH弟のこともわからないし、反応はなし。
困ったような愛想笑いのような他人への表情。
ふっと感情を無くしたように視線を移し、無視したいという表情までする。
ああ、それ。
それだ、と思う。
90になっても、変わらない、母の原点。
末の弟しか愛していない・・・・と
思ってしまうのは、ヒガミ かなあ。
顔もそっくりな母と私。手の形までそっくり。
鏡を見せられているのだと思う。
肝に銘じておこう、ヒガミ、シット、アクリル板をはさんだ
真ん前のあの顔は、私の顔。そのもの。
存在の原点。