猫の運命、その3 ピノコ | ANKOのブログ

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バラが大好き。漫画家です。

「ピノコ」と名付けた猫の話。

 

交通事故に遭って腰の骨も砕けたその猫を

餌付けをしていたらしい方が、獣医さんに担ぎ込んだ。

 

「死相」が出ていたその猫を、獣医さん(女性S先生)は必死で助けてあげた。

担ぎ込んだ人はその後2度と来なかったという。

「もう死んだ、と思ってるに違いないです」と獣医さんは言いました。

 

 

我が家では初代のブチ猫が二十年生きて死んだので、私はひどい猫ロスでした。

S獣医さんが、猫の飼い主を探してると聞いて会いに行きました。

 

奇跡の生還を果たし、

すっかり元気になったアメショーの雑種のその子。

最初からフレンドリーで、

猫格を感じる猫でした。ソファの背もたれを渡り歩いてみんなに

挨拶をしました。獣医のS先生は「ピーちゃん」と呼んでいました。

呼べば返事をするいい猫です。

 

手塚先生の漫画「ブラックジャック」の、ピノコは、ブラックジャックの手術で

生きながら得た子。

もらってきたその猫には その名前「ピノコ」と名付けました。

 

庭で花々に埋もれている姿はとても絵になり、見惚れるほど

きれいでした。

 

ピノコは毛長の犬が散歩に来ると、怒るのでした。

家の前で番を張って、あやしい動物(?)と見ると本気でかかって行ったのです。

あきらかに我が家を守ろうとしていました。

 

あとから来た子猫が、風呂場のふちを歩いていたら

「危ないよ!」と口にくわえておろすのを見ました。

 

獣医さんに「推定2歳」と言われたピノコは、それから18年も生きました。

猫格を感じさせるので、みんなでリスペクトして「ピーさん」と呼んでいました。