『エレガントの時代』
宝石箱の片隅「深夜のモノローグ」・no.0056『エレガントの時代』19世紀末から20世紀初頭は、ジュエリーが革命を起こした時代で、それはダイヤモンドとプラチナによる、白いジュエリーの出現でした。いち早くジュエリー界の頂点に立ったのがカルティエで、ガーランド様式というパリューレスタイルのジュエリーを確立し、第一次世界大戦を挟んで、アール・デコのジュエリーもものにしたのです。カルティエに追いつけ追い越せは、ライバルの宝石商たちの合言葉になり、1920年代まで白いジュエリーが流行します。この画像はライバル宝石商の一つショーメのガーランド様式のジュエリーです。第一次大戦以降、このようなガーランド様式のジュエリーは影を潜め、代わって、アール・デコ のシンプルな直線と曲線のジュエリーが全盛期を迎えます。19世紀末から20世紀の初頭はモードの世界も一変し、ポアレからシャネルという新しいファッションの時代を迎えます。