スパイ映画の常識をブッ飛ばす、キレッキレの超過激アクション!
【作品】 キングスマン
【原題】 Kingsman:THE SECRET SERVICE
【製作】 2015 / AMERICA
【監督】 Matthew Vaughn
【出演】 Colin Firth / Samuel L.Jackson / Taron Egerton
【ジャンル】 スパイ・アクション
【時間】 129分
【ソフト】 Blu-ray
【評価】 75 / 100
~STORY~
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリーもその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジーをスカウトする。
2015年はスパイ映画が盛りだくさんでした。すべてのスパイ映画を観に行ったわけではないですが、オイラの中では、2015年度スパイ映画No1だと思っています。007のような本格的なスパイ映画でもないし、ミッション・インポッシブルのような不可能なミッションに挑むわけでもないのだけど・・・。
オイラもはまったあの『キック・アス』の監督・脚本を手掛けたマシュー・ヴォーンの作品で、面白くないわけがない。キッキ・アスでもあった過激なアクション描写は、このキングスマンでも描かれ期待以上の出来。教会のシーンやラストの次々と頭が吹っ飛ぶシーンはもうたまりません。頭の固い人たちには、こうした暴力描写はひんしゅくものですが(※だからR指定)、オイラ的には拍手ものです。
一応スパイ映画なので、スパイ道具や秘密基地に潜入捜査なども押さえていますが、このキングスマンではそれほど重要ではなく、マシュー・ヴォーンならではの過激アクションが特徴です。なので、どこにポイントを当てて観るかで、この映画の評価が大きく違ってくると思います。何も深く考えず過激な暴力表現にも耐性があればこの映画は楽しめるはずです。
主演は、『英国王のスピーチ』でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞したコリン・ファース。これまではあまり興味がなかった俳優でしたが、この映画で一気に好きになってしまいました。やっぱりあの教会のシーンはかっこよすぎます。あのシーンを観るためにこの映画を観に行っても損はないはず、必見ものです。
続編があるそうですが、果たしてコリン・ファースは出てくるのでしょうか。一応○○なので続編では回想シーンや前日譚のような形になるのかな。もしかしたら、○○ではなかったと強引に設定するのかな。でも、キングスマンにコリン・ファースがでなかったら面白さ半減なので出て活躍してほしいですね
コリン・ファースばかり注目されていますが、オイラはコリン・ファース以外にもヴァレンタインの部下で義足の暗殺者ガゼルを演じたソフィア・ブテラにも注目してほしいですね。登場シーンは少ないけど凄くインパクトを残しています。悪役ながらカッコよかった。でも、残念なのはもう少し悪役として活躍させてほしかったですね。
万人受けする映画ではないですが、『キック・アス』にはまった人なら必ず面白いはず。






