安倍政権77億円、菅政権84億円、岸田政権15億円の官房機密費の使途は国対? | ワーカーズの直のブログ

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【再掲】官房機密費とは何か? 野党が徹底追及できないのはなぜか?

2023-12-07 11:24:03

 

河村建夫・元官房長官週刊ポストに「官房機密費」を語る。国対(国会対策委員会)とかですね、──野党対策に使われると言いますー「まあそんなところです」年間約10億円あります。内閣総務官が引き出して官房長官室の金庫にしまう。官房長官が引き出して様々な用途に使う。孫崎享 <blomaga.ch1332@nicovideo.jp>2023/12/5 7:19 https://ch.nicovideo.jp/article/ar2176129

 

【全文公開】河村建夫・元官房長官、馳浩氏の“機密費を五輪招致に使用”発言に重大証言 「ああいう形で大っぴらにするのはマズイ」(週刊ポスト、抜粋します。)

麻生太郎政権時の官房長官として機密費のすべてを知る人物が、「機密費と五輪」の疑惑について口を開いた──。

 

「語らないものなんだ」

 

秘密のベールに包まれた「官房機密費」(正確には内閣官房報償費)。その実態を垣間見せる発言が、世間を騒がせている。

 

「馳さんは当たり前のことという軽い感覚で話したんだと思うよ」

 

そう語るのは15年前、麻生太郎政権で官房長官を務めた河村建夫氏(81)だ。2年前に政界を引退した。

 

筆者はNHKでの初任地だった山口放送局の頃から33年にわたって河村氏と付き合いがある。

 

「官房長官は報償費(官房機密費)のことは語らないものなんだ」

 

「安倍内閣が五輪招致を進めていた時、馳さんと一緒にハンガリーに行きました。私はハンガリーのIOC委員の担当、彼は北朝鮮の委員の担当でした。当時すでにIOC委員に対して大っぴらに招致活動するのはマズイという空気だったから、日本大使館でハンガリーのリスト・フェレンツ音楽大学に留学中の日本人学生のコンサートを催して、そこにIOC委員も招いて会食をしました。

 

この委員の奥さんが1964年の東京オリンピック体操の銀メダリストで、そこで東京五輪への支持をお願いした。今思えばあの費用も報償費から出たのでしょうか? あの時、馳さんはアルバムを作ったという話はしていなかったし、私も現物を見ていません。だが、私の経験からしてもありうる話だとは思います」

 

「天皇陛下に奏上した時の発言と、報償費の使い途、この2つについては口外しないというのが歴代官房長官の不文律だ。だからあまり詳しいことは話せませんが、一般論として言えば、"報償費というのは年間約10億円あります。それを毎月1億円ほど、内閣総務官が引き出して官房長官室の金庫にしまう。そこから官房長官が引き出して様々な用途に使う。

 

" 歴代官房長官から引き継がれる使い途というのがあります。私の場合は町村(信孝)さん(福田康夫内閣の官房長官)から、『あそことあそこに、いつ頃このくらいの額を渡してくれ』という具合に引き継ぎを受けた」

 

──どんなところに渡したんでしょうか?

 

「それは言えません(苦笑)。でも歴代長官も言われていて、想像がつきそうなところで言うと、"国対(国会対策委員会)とかですね"」

 

"──昔から野党対策に使われると言いますよね。

 

""「まあそんなところです」

 

"──麻生内閣の後は政権交代で民主党政権ですよね。民主党の官房長官にもそれを引き継いだ?

 

「自民党がどこにどう使ったかなんて言うワケないだろ。でも民主党政権が終わって第2次安倍政権ができた時には、私から菅(義偉)さんに引き継ぎました」

 

──官房長官は言わば「金庫番」の役回り。その使い途を決めるのは誰なんでしょうか?

 

「"麻生内閣は首相自ら色々と仕切るタイプだったから、彼からよく指示があった。あそことあそこに(機密費を)渡してくれと。"首相官邸の内部に首相の執務室と官房長官室を直接結ぶ通路があります。官邸詰めの記者たちに見えないところを通って行き来する。そこを通って頻繁に会っていた。そのくらい密接に意思の疎通を図らないと、官房長官は務まりません」

 

──表に出せないお金としてあるということだが、何も記録を残さないというのはおかしいのでは? ある程度時間がたってから事後的に検証できるようにすべきでしょう。

 

「公式な記録は残していませんし、領収書も必要ありません。しかし、私は自分でノートに記録をつけていました。それがないと自分でもわからなくなりますから。

 

たしかに報償費のあり方というのも、時代に合わせて見直していく余地はあると思います。このまま何の記録も残さずに続けていくというのは、世間の理解を得られないだろうしね。