Bubble and Squeak Records~134の雑食音源レビュー~ -34ページ目

ピーナッズ / ピー夏



東京で活動をしている男女混成POP PUNK/POP’N’ROLLバンド、ピーナッズの2nd mini Albumです。2022年、先行7‘をリリースした【PASSION records】から早くもアルバムが発売。

まず何やら話せば良いのやら…。前作のアルバムをリリースしたレコ発的なライブで新曲も幾つか既に披露しており、私はその時感じた衝動を「アルバム未収録の新曲も披露してたけど、HAM HAM HAMBURGERSとかFL17のHIP CATS臭の雰囲気が感じられてちょいと心配です(爆)」と言っていたのが2021年7月。

そして遂にあの時感じた衝撃(心配事)の曲を収録したアルバムが今作だったわけですが、良い意味で期待を裏切ってくれるのがピーナッズであったとアルバムを通して聴いた時に痛感させられたわけです。

つーことで内容ですが、まずはPOP PUNK好きな界隈でも“DUDOOSを彷彿させる”で話題沸騰中のM-1“流れ星見つけたのは”。イントロのリコーダーで既に心鷲掴み。はっきり言ってこれはズルい。おじさんの嫉妬心でもはやピーナッズ嫌い。だけど北欧ぽいと言うか、アイリッシュ/ケルトぽいパンク要素もあって、この曲すげーなってまた大好きになってる自分がいる。ピーナッズに感情揺さぶられまくりなツンデレなアルバム幕開けのキラーチューン。今後バグパイプとかやり出したら笑うわ。

続く“抱きしめてよベイビー”はライブでもやってて好きな曲。コーラス/ハーモニーも心地良く、どこかHAM HAM HAMBURGERSとかTHE CiSTEMSの雰囲気を感じさせてくれる。サビの歌詞の語感とかも心地良く、ライブだとドラム叩きながら必死に歌ってるりっちゃんを見て「頑張れ〜」っと思ってしまう一曲でもある。

そこからシングルカットにもなった“60 DAYS”,”真夏のリズム”とサーフコーラスも効かせたSeason in the 夏な曲が続くわけですが、ドタバタで突っ走る前2曲としっとりと聴かせる後2曲、この4曲が同じバンドなの!?って言うのも凄いんだけど、これが違和感無く「あぁ〜ピーナッズ最高やね」と思わせてくれるのが凄くないですか!?M-1,2,5路線の曲で構成されていても不思議じゃないのにガッツリとはめてくる、むしろアクセントになってる事に脱帽です。

そして最後のM-7”明日は世界も“がくるわけですが、この曲結構前に聴いた記憶があって、最初デモ音源曲再録かとも思ったんですが、たぶんライブで聴いたやつですね。この曲凄く愛おしいんですよね。この音源で聴いた時に感じた昔を思い出さすノスタルジックな雰囲気があって、10代の多感な時に聴いていたような錯覚にも陥るくらい琴線に触れる何かがあるんですよね。つーか歌詞が素晴らしいのよ。

はい、つーことで今作も最高すぎて何周もヘビロテしまくってます。それぞれの曲をイメージした歌詞カード裏のアートワークとかも含めて色々と楽しい要素がいっぱい。ジャケも最高なので「また聖地巡礼行ったろかい!」とも思いましたが特定班にはムズ過ぎて解読不可能でした。つーか行ったところで一人で再現すんの無理だし!笑

純真無垢なピーナッズファンのみんな!安心してくれ!おじさんは今回は諦めてるよ〜。

余計な事は置いといて、純粋にアルバム最高だったので早くライブも観たくなりますね。今後も陰ながら応援していきますよ〜。