Bubble and Squeak Records~134の雑食音源レビュー~ -11ページ目

HOGPiTS / geeeeeeky!!



東京で活動している3ピースPOP PUNKバンド、HOGPiTSの2024年リリースとなる41曲入り1stフルレングス。リリースは【Hip Cat’s records】と【Skippy records】による共同リリース。

まずどこから話せば良いのやらって感じなのですが、HOGPiTSとして活動を始めてまもなく近々アルバムをリリースすると言う情報を入手したのが2018年頃。その後メンバーの脱退やそれぞれの私生活、コロナ禍などがあって活動自体も休止状態になっていたわけですが、昨年、2023年に遂にリリースをすると言う情報を再び入手。ケツに火がついた火の車状態で関係者各位の怒涛の追い込みの元、無事に今作がリリースされたわけです。


んで、HOGPiTSですが久々にライブ観た時は笑っちゃいましたね。時代に媚びぬ寄せぬの激ショボチョッパヤ爆速ショートチューンの雨あられ。今作が41曲も収録されてるっつーのを見てもわかるようにアタオカですよ。いつどこでなんの曲が始まって終わって私は今どこにいるのか?このHOGPiTSと言う螺旋の亜空間に迷い込んで出て来れないんじゃないのか?!などなど、巡る思考はいつしか快感に変わり、俺のヒーリングミュージックここにありとなり、これからの時代を先取りしてるんじゃないかと言う錯覚までさせてくれる。「40秒の曲なんて長すぎる。。。」そんな憤りさえ感じさせてくれます。

『チープじゃなければパンクじゃない』

と言うのを信条にレーベルをやっていた【Plan-it-X records】の言葉を思い出しました。特に意味は無いです。

とりあえずイタリアのI BOMBARDINIやドイツのSTINKEBREIT、スペインのSUGUS(1st時代)とか世界中に点在する激良ショボPOP PUNK好きにはたまらないかと。あとシークレットトラックでらんまの曲来たのは妙にグッと来ました。猫尻リリースの最後が8年前の4ZUGARAだったと言うのにもグッと来ました。


今後レコ発あるのでライブ情報要チェックです。刮目せよ。時代を先取ってるのか取り残されてるのかわからない最高なやつを!