わたしが母の家を離れてからもしばらくは元気で独り暮らしを楽しんでいるように見えていました。

バスを使ったり、お友だちの車に乗せてもらったり、スイミングはスクールバスを利用して、変わらず忙しく遊びまわっていました。

なにしろ、うちにこもっているのは大嫌い! 外に遊びに出かけるのがだい好き❣

 

だから、そのころのことはあまり覚えていません。あまり気にかける必要がなかったからでしょう。

 

そういえば、たぶん後になってから気になったのだと思いますが・・・

わたしがこちらに来てから、母が様子を見ながら遊びに来たことがありました。ひとりで電車に乗って。

わたしが駅まで迎えに行って、いっしょに街を遊び歩いて、わたしたちのアパートに帰ってHくんもいっしょに夕ご飯を食べて、隣の部屋で寝て・・・

翌日、またいっしょに街に出て、駅の改札口で見送りました。

新幹線の各駅停車で帰ります。

ホームへは階段を上りますが、えっそっちじゃないでしょ‼って思う方に昇っていったのです。

だいじょぶなのかなぁ、気になるからしばらくそのまま改札口の外で立っていました。

すると母がまた階段を降りてきて、わたしがいるのを見つけてニコニコしながら手を振って、そうだよねって思う方の階段を昇って行きました。

やっぱりね❣

母のことだから、ホームで並んでいる方に何気なく聞いたのでしょう。

そうしたら違うこと、向こうのホームだということを教えてくださって、慌てて階段を降りたり昇ったり、ということになったわけです。

早めにホームに入っていたから無事間違いなく帰れたのでよかったのですが。

 

そのときはほっとしただけでしたが、後になって、元気そうでしっかりしているように見えるけど、やっぱりそろそろ危なっかしくなってきたかなぁ・・・と思い始めた、その最初だったのかもしれません。