【202】栄和交通の路線バス | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【201】からのつづき


やってきた栄和交通の甲斐大和駅行きは、私のほかに山帰りらしき客を10人ほど乗せて坂を下る。


車両は、スイミングスクールの送迎バスのような仕様で運賃箱は付いていない。

久々に三菱ふそう車のロッドシフト操作を楽しんでいると約7分で甲斐大和駅に到着。

実はこの日まで、路線の存在はおろか、栄和交通が山梨県内で路線バスを運行していることすら知らなかったので、少しだけドライバーさんに質問すると、この路線は約40分かけて甲斐大和駅から上日川峠という大菩薩の登山口まで登るという。

土休日は増発が出るので、この路線の専用車が6台あるそうで、これはあらためて出直さなければならない。

新たな路線を見つけた喜びを、私以上にロッドシフト仕様のバスを愛する従兄弟M君にLINEで伝えると、次の週末に上日川峠まで出かけようということになった。

M君とは1週間前に西沢渓谷に行ったばかりで、私自身も直近10日間で4回目の甲州市訪問となり我ながら呆れるが、母の術後がすぐれないことから、急な連絡が入っても2時間程度で戻ることができる山梨県東部は、今の私には程よい観光先でもある。

前夜に静岡県内に泊まったというM君と中央線大月行き車内で合流して甲府行きに乗り継ぎ、甲斐大和で下車。

バスの発車まで50分あるので、駅から歩いて数分の食堂に入り、私はラーメン、M君はジャージャー麺風の肉味噌そばとライスで昼食を済ませる。

30分ほどで店を出て、中央本線にかかる跨線橋を歩いていると、ホームにクルーズトレイン「TRAIN SUITE四季島」が停まっているのが見える。

今は新幹線乗務員の指導・育成を担っているM君にも、かつて四季島クルーへの転身について打診があったとの話に驚きながらバス乗り場に向かうと、4日前に乗ったのと同じ車両が入ってきた。
(つづく)