【157】高速バスをあきらめて | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【156】からのつづき


いとこ会の翌朝は幸い二日酔いにはならず、風呂に入ってから朝食をしっかり食べて、10時少し前にホテルを出る。


まだ人通りの少ない朝のクレア通りを10分ほど歩いてJR川越駅前に着くと、バスロータリーにこんな車両が。

東武バスの90周年復刻カラーを纏った日野KV290で、フロント上部のマーカーランプがカッコいい。
今日はこれから秩父方面に向かうので、川越駅10時55分発土休日限定運行の「ふかや花園プレミアム・アウトレット」行き高速バスに乗るつもりでホテルをチェックアウト期限ギリギリに出たのだが、クレア通りを歩いているうちに腹が下ってきた。

二日酔いにはならなかったものの、夕べはそれなりの酒量をこなしたため、少なくとも午前中はユル腹と付き合うことになりそう。

そこで、トイレなし高速バスをあきらめ、いつでも途中下車可能な電車での移動に切り替えて、川越10時26分発の東武東上線小川町行き「川越特急」に乗車。

特別料金不要で前向きシートに乗ることのできる「川越特急」には、1年近く前に松岡醸造さんの蔵開きに向かう際にも乗っており、その時と同じ11時ちょうどに小川町到着。

今のところ腹は小康状態を保っているので、向かいのホームに停まっているワンマン運転の8000系に乗り込み17分で寄居に到着。
次に乗る電車の発車時刻まで10分ほどあるので、ホームのトイレに寄ってから跨線橋を渡り、秩父鉄道ホームに降りると、程なく「蝋梅」のヘッドマークを付けた三峰口行きが入ってくる。

車内は空いており、並行する荒川を眺めながらぼんやり過ごしていると20分ほどで長瀞に到着。

何度も訪れたことのある長瀞駅の味わいある駅舎を眺めてから、初訪問の酒蔵を目指して駅から伸びる坂道を上った。
(つづく)