【155】からのつづき
蔵づくりの街並みに隣接するエリアに建つホテルで旅装を解き、テレビで大相撲を観ながらリラックスしたあと、川越の市街地を貫く商店街「クレア通り」を歩いて、JR川越駅近くの個室居酒屋を目指す。
開始時間ぴったりに到着すると、このブログにも何度か登場している、いとこのM君と、その弟のJ君が待っていてくれた。
ほどなく横浜から参加のSちゃんが到着し、母方のいとこ4人(各人の母が3姉妹)による呑み会が始まる。
SちゃんJ君と会うのは約25年ぶりだが、話し始めると昔のままの雰囲気で、すぐに四半世紀の時が短絡する。
J君に、先ほど初めて立ち寄った「川越市産業観光館 蔵里」で2種の酒を試飲したことを伝えると、蔵里のスペースはかつて鏡山酒造の敷地だったことを教えてくれる。
現在の小江戸鏡山酒造は、場所も経営も変わっており、彼はそこの社員として酒づくりに携わったこともあるので、さすがに詳しい。
ちなみに約3年前に小江戸鏡山酒造を訪ねた時の話はこちら。
私としてもイロイロ聞きたいことがあるので、使用酵母のことなどを矢継ぎ早に尋ねていると、Sちゃんがひき気味にわれわれの会話を眺めている。
いかんいかん、と思いつつ、その後も酒の話を交えながら、4人で子供の頃を懐かしむ。
楽しかった2時間はあっという間に過ぎて、1次会終了。
予想通り2次会行こうということになり、近くの焼き鳥屋の座敷で瓶ビールを差しつ差されつ串焼きをつまむ。
今後も定期的に呑ろうなどと話し合っているうちに、横浜に帰るSちゃんの乗るべき電車の発車時刻と、店の閉店時間が迫ってきたので会計を済ませ、川越駅でお別れ。
私もSちゃんの電車と同じ時間に出る川越・八高線に乗車すれば、乗り換えなし70分で八王子に着くことができるが、吞んだ後にトイレなしの最終電車に乗るのは不安が大きい。
本川越から西武新宿線で東村山~国分寺とつなげば、トイレタイムを挟みながら零時台まで運転される中央線に乗り継げるものの、最近は吞んだ後に階段でつまずくことも多くなってきたので、近場の川越ながらホテルを取った次第。
大宮に帰るM君の最終電車まで、2人してチェーン店でダメ押しの一杯をやって23時過ぎに3次会終了。
M君と別れてホテルに戻り、ノンカフェインコーヒーを吞んでからベッドに潜り込んだ。
(つづく)