過日、新橋で一杯。
駅に近い某ホテルでの仕事を終えて先輩と向かったお店で、これらのお酒をいただきながら疲れを流す。
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最近、「飛鸞(ひらん)」「よこやま」など長崎の酒をいただく機会が増えてきたが、「萬勝」は初めて。
はねぎ絞りとは、醪(もろみ)の入った酒袋を槽(ふね)に敷き詰め「撥ね木」と呼ばれる巨木(約8m)を使って、テコの原理で圧搾する製法だそうで、労力を要するため今ではほとんど用いられていない。
吉田屋さんでも一時は機械絞りが主流になったそうだが、現蔵元の4代目が復活させたとのこと。
時間をかけて絞り出された「萬勝 純米酒 はねぎ絞り」は、辛口ながらふくよかな旨みが口の中に広がり、谷中生姜の肉巻きとのマッチング最高。
谷中生姜(通称「やなか」)は、梅雨入りあたりから出回る東京名物で旬の8月ごろにかけて、毎年楽しみにしているが肉巻きは初めて。
はねぎで絞られた酒と、やなかの新たな魅力に満足して会計を済ませ、身も心も軽く神田駅から電車に乗った。