過日、東京は府中をぶらぶら。
好きな街なので月に数回訪れており、この日は埼玉でのヤボ用を終えてから、武蔵野線で府中本町に到着。
改札を抜けて右手に進むと、すぐに国史跡である「武蔵国府跡(国司館地区)」がある。
7世紀末~11世紀末ごろにかけて置かれていた武蔵国府の中で、奈良から赴任してきた国司の居室兼執務室である国司館(こくしのたち)があった場所で、広く保存されている敷地内には当時の様子を再現した10分の1模型が展示されている。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240605/12/bu10kb/82/ba/j/o1080081015447688529.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240605/12/bu10kb/82/ba/j/o1080081015447688529.jpg?caw=800)
脇の看板でARアプリのQRコードを読み込んで周囲にスマホのカメラを向けると、画面に主殿や脇殿などが現れるとともに周囲の建物が消えて、多摩川の段丘が靄に霞んでいる。
国衙(こくが)とは、国府の中枢施設である国庁を中心とした官庁街のことで、大國魂神社境内と東側の市有地にかけて建物が並んでいた国衙域を中心に、東西約2.2キロメートル南北最大1.8キロメートルの範囲に武蔵国府が広がっていたと推定されている。
これまで何度か訪れたことのあるお風呂屋さんで、一度は廃業の危機に瀕したものの、2020年に「大正ロマン」をコンセプトにした空間にリニューアルされた。