【57】うめまる号 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【56】からのつづき


開成から各駅に停まって10分ほどで小田原に到着。


ホームからは城が見えており、約3か月ぶりとはいえ、小田原に来ることができた喜びがこみ上げる。

前回はスタンプラリーで訪れたついでに、駅近くの商業施設を少しブラついただけだったので、今回は少し離れたエリアの小田原の雰囲気を味わいたいと、駅前のバス乗り場に向かう。
地下から上がったバス乗り場には、箱根方面を目指す観光客の列ができていて、車内も混み合いそうなのでパスすることにして、隣の乗り場で発車を待っている「小田原宿観光回遊バス うめまる号」に乗ることにした。

乗り場にいた案内係の男性にマップをもらって車内に入ると客はおらず、もしかすると私の貸し切りかなぁと思っていると、発車間際に母娘らしき2人連れが乗り込んでくる。

先ほど乗り場の案内係だと思った初老の男性は、観光ボランティアさんらしく、この方も前の方の席に座って案内放送をして下さる。

駅をあとにしたバスは、3か月前に立ち寄ったミナカ小田原の前を過ぎ、突き当たりを左折して城の東側を南下。堀に合わせるように右折して三の丸小学校の北側を走り、さらに左折、右折と城下町らしい街割の中を進んで国道1号に出る。

国道を箱根方面に進んで箱根板橋駅の先を左折して箱根登山鉄道のレールと早川をまたぎ、さらに左折して東海道新幹線の高架の手前を右折すると、「一夜城」の名で知られる石垣山への急な勾配を登る。
高度が上がるほどに景色が開け、遠くに相模湾も見えている。

小田原駅から約20分で、「一夜城歴史公園(ヨロイヅカファーム)」バス停に到着。

案内ボランティアの方の「最終バスは30分後ですのでご注意下さい」とのご忠告を聞きながら山の空気を吸い込んで、息を整えてから本丸につづく坂道を登った。
(つづく)