【40】新緑ライド | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

ゴールデンウィーク後半某日、息子と新緑の中をショートライド。

実家に格納してあったロードバイクを軽く手入れしてから、陣馬街道を気持ちよく登って「夕やけ小やけふれあいの里」まで。
翌日も同じくチャリにまたがり、多摩川の支流である浅川沿いでリバーサイドライドを楽しむが、思いのほか風が強く、すれ違うおばさんの自転車の前かごに置かれた菖蒲の葉は折れんばかりに大きくしなり、橋の高欄はひゅうひゅうと季節外れの虎落笛(もがりぶえ)を奏でている。

強風の中、上り緩勾配となる帰り道では私の足がすぐにへたって、後ろを走る息子に「追い越せ」の合図を出すと、あっという間にちぎられ視界から消えていく。

2日連続ライドで筋肉痛になった体を癒してくれるのは、やっぱり銭湯。
八王子市内には2軒の銭湯が残っており、写真のこちらは西八王子駅から徒歩15分ほどの「松の湯」さん。

昔からのお風呂屋さんだが、2019年にリニューアルされ、高濃度炭酸泉や露天風呂、ジェットバスなどを備える。

38度前後の高濃度炭酸泉で全身が気泡に包まれるまでゆっくり浸かってから、熱めのジェットバスで一旦体を温めて、赤くなった体を外気に触れさせながら岩風呂の露天でのんびり。

松の湯さんでの湯上がりのお楽しみはビール、ではなく鉄道模型。

高さ2・5メートルのあたりに、Nゲージの線路が男女の脱衣所にまたがるようにぐるりと敷かれており、日によって異なる2種類の編成が楽しめる。

一般家庭の部屋の広さでは走行が難しい新幹線のフル編成から、八王子らしく京王線の懐かしい編成まで、「今日は何が走っているかなぁ」と、期待しながら間抜けヅラして見上げていると、パンツを穿くのも忘れる。

この日も八王子育ちの鉄道好きを唸せる編成が、だらしない体型に堕したオヤジを見おろしながら女湯方向へと走り去っていった。